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2005年7月27日 (水)

『バジリスク甲賀忍法帖』16「懐抱淡画」

 弦之介(幼)と朧(幼)が次期当主として半蔵に御目見得する話と弦之介と朧の見合い話を描いた番外編。
 忍法勝負以前の出来事なので、アバンでの人別帳の朱線無し。初めて甲賀・伊賀の全精鋭の声優が一同に揃うサービス回。

「てんぜん、このぴょろりはなんじゃ?」
 と、お婆と真面目な話をしている天膳の頭にするすると上って遊ぶ朧(幼)の傍若無人ぶりさが卑怯な程可愛い。
 この頃の朧はいかにも大物になりそうな神経の太さを見せている。この子にいったい何があってあんなドジっ子にクラスチェンジしたのだろう?

 ドジっ子に成長し、見合いの緊張からかしゃっくりが止まらない朧を驚かして止めようとする蝋斉・念鬼・陣五郎の(天膳を除く)年長組が微笑ましい。
 甲賀との戦時下である本編では朧のドジっ子ぶりを苦々しく思っていた節がある連中だが、どうやら平時だとドジっ子を可愛がる余裕があるらしい。(幼い朧をひげであやす念鬼の図は実際に見たかった)
 特に驚かすタイミングを外して、照れ隠しをしつつ(全裸だけれど)爽やかに朱絹の前から去っていく陣五郎が良い味。
 こういう陣五郎の優しさを見ているから、アニメの朱絹は原作より陣五郎に優しかったのか?

 対して甲賀のおっさん達のアイドルはお胡夷。
 もっとも、そのグラマーな肢体に似合わず色気ゼロのお胡夷を女扱いしているのは丈助のみなわけだが。(刑部はお胡夷の隣で全裸仁王立ちしているわけだし)
 それと、何気に重鎮・豹馬より偉そうな十兵衛。占いという芸のお陰か?

 各キャラもそれぞれ過不足無く描かれており、陰鬱な流れとなっている本編とは正反対にほのぼのとした番外編。この話は最終戦の前かエピローグとして使った方がより効果が高かったように思える。

 ところで、見合いの前に朧は墓前で「姉や」に報告をしている。
 朧は、自分の乳母が実母であることを悟らなかったのか? それとも母と知った上で、敢えていつも自分が呼んでいた「姉や」という呼びかけを使っていたのか?
 朧の性格だとどちらもありうる分、迷う。

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第16話 懐抱淡画 ほんわかほんわか~v 毎週、こんなお話だと嬉しいな。 1クー [続きを読む]

受信: 2005年7月28日 (木) 13時23分

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