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2005年8月25日 (木)

『バジリスク甲賀忍法帖』20「仁慈流々」

 冷徹な戦闘マシーンたる原作のあにさまと違い、基本的に善人で殺した相手に同情してしまうほど優しいアニメのあにさまの苦悩っぷりは傍から見ればほとんど主人公。
 なまじ、あにさまが殺した相手は比較的マトモな相手ばかりな上に、変装による騙まし討ちという忍法の特性ゆえに、敵と親しく話すことで「話せばわかる相手」ということが実感出来てしまうのが困りモノ。
 また、今回あにさまに騙し討ちにされて果てることになる朱絹も原作とは比較にならないくらい程善人化されている。原作の朱絹はストレートに想い人の小四郎を殺された恨みで陽炎に襲い掛かっているのに対し、アニメの朱絹は戦死した伊賀方の名前を全て上げて戦うので、争忍の被害者という雰囲気。
 ある意味、何だかんだ言っても色恋沙汰が動機の主役二人より、あにさまと朱絹の敵同士の交流の方が「避けられたかもしれない戦い」の悲劇が色濃く出ているだろう。

 と、善人化された二人はともかく、原作通り──女の情念全開で朧(の仲間)を殺すことを楽しんでいる陽炎のヒールっぷりが目立つ。原作だとあにさまも相当ヒールなのに……。

 それはともかく、お福の護衛を相手に大立ち回りをするあにさま(天膳に変装中)。
 「うっかり天膳」らしくない凄腕っぷりに、朱絹にニセモノだと感づかれるのではないか? とドキドキしたり。

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