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2005年10月11日 (火)

『D.C.S.S.』15 「歌声を届けに」

 前作のさくらVS音夢のエゴ剥き出しの対決……とまでは行かないが、ことりのエゴと理性のせめぎ合いが丹念に描かれている。アイシアの余計なおせっかいが結果としてことりに火をつけたようで、音夢VSことり戦への布石が整う……も、どうやら今回もことりは不戦敗の模様。代わりに音夢に戦いを挑むのはアイシア?
 展開は無茶苦茶なものの、やっと前作の「面白かった」ドロドロした人間関係が前面に出てきて嬉しい限り。(幸せな朝倉兄なんて見てても面白味の欠片もない。朝倉兄の意向を無視して勝手に暗闘を繰り広げるのがD.C.の醍醐味)
 しかし、アイシアは平地に乱を起すような自分の言動にどれだけの自覚があるのだろうか? それ以前に美咲の正論を感情で否定してしまう辺り、よっぽど音夢と馬が合わないということか? 普通なら一緒に生活している分、音夢に親近感も湧くだろうから多少なりとも音夢に義理立てするはず。それが全く無く、ストレートにことり派として動くとは……音夢の立場無し。まあ、音夢もアイシアを可愛がっているような描写は全く無いので自業自得といえばそれまでだが。
 ところで、すっかりアイシアの相談役に納まっている美咲。理は説くものの、アイシアの行動を制止しようと考えない辺り、先代居候の「頼子さん情報」から、アイシアの言い分ももっともだと思っているのか? 何より、美咲の説く理屈には心から朝倉兄妹を祝福している気配が全く見られないので、単に常識論を言っているだけでアイシアを説得する気が無いともとれる。ことり、美春、そして美咲と前作残留組は誰一人音夢を祝福するどころか認めてすらいない節があるのが素敵。
 前作から朝倉兄妹は兄妹は義理も人情も無い言動があったが、今シリーズでそれがさらに増加。もはや「主人公カップル」という金看板無しにはただの嫌われ者カップルなのでは? と思える書き方には果たして何らかの意図があるのか? この二人が破滅しても、天罰だと思えてしまう……。

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