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2005年10月31日 (月)

『新必殺仕置人』02「情愛無用」

 新顔の巳代松の紹介話。
 冒頭の見ず知らずの少女や兄・道玄への対応から「いい人」っぷりを発揮(でも、闇の仕置人)。
 その松の態度を文句を言いつつも結果として肯定している鉄。前作でも熱血漢の錠と組んでいたことからして、スレた鉄自身とは違うストレートな善人が好きな模様。(今回の副題である「情愛」という点では、不器用に松を庇い続ける鉄の方が情け深いように見える)
 また、文字通り一撃必殺の松の短筒からの唯一の生還者であることも鉄の口から紹介された。(弾を受けつつも松の肋骨を砕いた鉄はやはり怪人)

 片や、今回は文句言いまくりの主水。他のシリーズはまとめ役として文句を聞く側なのだが、新仕置人ではリーダーは鉄で主水はあくまで外様の仲間に過ぎないことで立場が逆転。仲間同士の意見の違いに悩む役は鉄へと回される。
 その主水の本作初の仕置は道元配下の用心棒四人を文字通り「叩き斬る」。
 寅の会の仕置人三人がまるで敵わなかった相手に悠々と立ち向かいあっさり斬り伏せる主水は文句無しの格好良さ。ただ、雪原で仔犬のコロと戯れる主水というエピローグは意味不明。松が主役の話なのだから、無言で兄を仕置し、兄に盲目にされた少女を担いで帰っていく松、という哀愁漂うシーンで終わるのが綺麗だと思うのだけれど。(まあ、たしかにコロは可愛いが)

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『蟲師』02「瞼の光」

 家族に半ば捨てられ、疎まれるように蔵の中で生きる盲目の少女……というシチュエーションだけで妙な色香を感じてしまう。そして、その妖しい雰囲気を引き立てる演出と作画も健在。(義眼を嵌めこんな後のスイの表情がなんとも色気がある)

 今回印象に残ったのはラストで見せるスイの晴れやかな笑顔。これが空洞の眼窩から溢れ出る蟲、という異形を提示した上でも、なお、きちんと美少女として印象付けることに成功しているのだから、たいしたもの。
 一方、ストーリーは相変わらず、わかったようでわからないのだけれど独特の雰囲気だけで押し切るだけの力があるので、これはこれで良しとすべきだろう。

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2005年10月28日 (金)

『新必殺仕置人』01「問答無用」

 サンテレビにて放送開始。41話という長めの話だからか、比較的に恵まれている主水シリーズにしてはなかなか再放送にかかることなく、これが二度目にして十数年ぶりの視聴。

「私がいったい何をしたってんですか? 身を守るために牢破りを叩き斬った。不審な点があるから色々調べようとした。みんな当たり前のことじゃありませんか? ──私はですね。世の中の仕組みというものが人間というものが何もかも信じられなくなりました。私は、これから徹頭徹尾手抜きで行きます。仕事なんか一切しやしません。薄ボンヤリの昼行灯で結構です」
 再び「仕置人」に戻る契機となる主水の台詞はどこか悲鳴に聞こえる。
 旧仕置人一話では悪の上を行く悪となると巨悪を仕置する高揚感に溢れるやりとりと共に仕置人となったのとは対照的だ。仕置屋開業時に、頼み人の手紙を受け取らず「金だけでいいんだ……」というのもかなり悲痛な台詞だったが、ごく普通に「当たり前のこと」が行われなくなった世の中への絶望感が痛々しい。仕置人として悪を狩ってきても、世の中はマシになる所か落ちに落ちていく。
 かって主水の義弟・糸井貢は「俺たちは何をしたかって言ってるんだ。少しでも世の中良くなったか?」という問いと共に仕留人から足を洗おうとしたが、主水は徒労感と共に裏稼業へと帰っていった。もはや主水には殺ししか残っていない……。

 この一話目のポイントは「仕事」は行われていないということ。
 お兼が恨みの言葉を残して死ぬが仕置料を払っていないし、仕置人たちも「仕事」にしようとしない。(本作では「寅の会」を通さないと仕事に出来ないという制限があるが)
 主水は(挑発をしているが)あくまで正当防衛として上司・筑波を斬っているし、鉄と松は裏切り(標的である主水と接触した)を露見されないために主水狙いの仕置人たちを倒している。
 主水の親友たる鉄が主水のために危ない橋を渡るのは納得出来るが、それに付き合う松は底抜けに人が良い。高い火薬(闇ルートだからさらに高い)を使って仕置しているのに、ただ働き……。
 まあ、こんな面子だから主水は生涯二度しかない「表の顔を捨ててでも仲間を助けようとする」行為へと至るのだろうけど。

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2005年10月27日 (木)

『ARIA The ANIMATION』04「その 届かない手紙は…」

 過去からの手紙パターン。あくまでも灯里は部外者と描いて、差出人や受取人に必要以上に感情移入させてないので、いわゆる「泣かせ」にならず、いつも通りのまったりムード。
 むしろ、気になるのは僅か一話ですっかりマイペースなボケキャラになってしまったアリス。灯里ラブなのはわかるが毒され過ぎ。二人きりなら灯里のペースに合わせるのも良いけれど、第三者がいる時は今まで通りツンツンしてくれた方がメリハリが出て良いと思うのだけれど。もっとも、灯里のぱんつを見て赤くなるのは良い感じなのだけれど。

 今回の和洋折衷……ソーダバーを食べるアリアカンパニーの二人+一匹。

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2005年10月26日 (水)

『魔法少女リリカルなのはA's』04「新たなる力、起動なの!」

 自分の毛布をきちんとたたむザフィーラの賢いわんこぶりに吃驚。
 寝姿&寝起きのヴィータとか、学校での照れ照れ&高町家でのお座りの仕草も可愛いフェイト(このシーンは高い所が好きなフェイトがなのはに「見下ろされている」という構図が妙に面白かったり)とか、無言でオレンジジュースの取り合いをする執務官&執務官補佐とか、萌えシーンが満載だったものの、冒頭の「賢いわんこ」のインパクトの強さにはかなわない。
 わんこといえば、こいぬフォームを覚えてからすっかりわんこ暮らしが板についてしまったアルフ。高町家からの帰路の尻尾ふりふりを見ると、犬。まさに犬。それも座敷犬。

 本筋としては、治療に消極的なはやてが印象に残る。診察室を出ると直ぐに廊下側に陣取ったのも、中の話を聞かないため……というより、近寄りたくないという描写とも受け取れる。妙に後ろ向きなはやてと悲壮なまでに前向きなベルカ勢(特にヴィータ)との対比は意図的なものなのか?(何事か問いかけるヴィータにはやては首を振っているシーンも挿入しているし)

 そして、今回の一番の見せ場は相変わらず杖ズの総取り。
 なのは&フェイトの新変身シーンというより、レイジングハート・エクセリオンとバルディッシュ・アサルトの新変形シーンと言っても良いくらい。変身開始前のエイミィの「この子たちが望んだの。自分の意志で。自分の思いで! 呼んであげて、この子たちの新しい名前を!」という口上が嫌が応にも盛り上げる。
 ただ、バルがリボルバー式なのは明確なのだけれど、RHはよくわからない。ギミックと遠距離狙撃戦というなのはの戦闘スタイルからするとボルトクション式?
 それと、ベルカ式のカートリッジは市販品?(杖ズがベルカ式に必要な部品番号を指定していたし) 市販のカートリッジでも瞬間的な攻撃力を引き出せるのか、それともシャマルの違法リロードが重要なのか? 
 これらの疑問は次回で判明?

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2005年10月25日 (火)

『ラムネ』03「ちっちゃなイトコと花火」

 普通に考えればあらゆる面でダメ出しをしそうなレベルなのだけれど、「七海のぽんこつ節さえ聞ければ全て良し」と思えるようになっているのが怖い。
 当然ながら今回も内容は無い。今日も今日とてバカップルがじゃれる(ヤドカニ……)。そして野良仕事。新キャラが登場したものの今のところ特に影響は無い。鉄壁のまったり……。
 それはともかく、DVDの告知CMで「なーんてね」で締めるとは……売る気があるんですか、トライネットは?

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『capeta』04「フルスロットル!」

 欠陥カートを僅かな実践経験から導いた合理的な技法で強引に乗りこなしていく勝平太。それだけに留まらず試行錯誤の末、ライン取りにまで気づく。
 勝平太の「天才」が身体的有利さではなく、勘の良さ(=正解へ辿りつく過程の短さ)とされているのが渋い。しかも薙げて当然の不利な状況からの驚異的な学習・応用力で巻き返すというのもまた卑怯。しかも、投げない理由がお父ちゃんやみんなで作ったカートだからというのも泣ける。
 ストーリーも演出も良く、唯一の泣き所が声優というのが最近のアニメでは異色。(子役ズはともかく大人キャラはどうにかならないのだろうか?)
 それはともかく、奈々子に激しく嫉妬している茂波……そこまでお父ちゃんラブか君は?

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2005年10月24日 (月)

『蟲師』01「緑の座」

 長濱博史初監督作品。長濱氏といえば、独特のレイアウトや動と静を巧みに使いわけたアクションを駆使し、ビジュアル面から押してくるケレン味たっぷりの癖の強い演出家という印象がある。個人的には『シスタープリンセスRePure』の咲耶の回の演出(作監も)がお気に入り。
 この蟲師でも長濱氏のセンスが如何なく発揮され、とにかく画面が美しく、間の撮り方が絶妙(さらに、実は意外に動いてないのがミソ?)。さらにキャラの立て方が卑怯なくらい巧い……というか廉子ばーちゃん萌え。
 ストーリーはというと、廉子としんらの関係に微妙にインセストタブーの匂いがするのだけれど、これは原作の持ち味なのか、それともタブー志向キャラを描くのが得意な長濱氏の味か? どちらの理由にしても廉子がただの美少女ではなく色気を醸し出すことに。また、廉子役の人の硬質な声と演技も結果として味となっているのも面白い。

 一話の出来は頗る良いし、長濱監督のファンなので期待したい所なのだけれど、終わりを全うしないことがほとんどのフジ深夜枠というのが不安材料……。

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2005年10月23日 (日)

『おねがいマイメロディ』30「子供にもどったらイイナ!」

 無差別魔法ならともかく、狙い撃ちされた魔法を精神力で跳ね返す柊先輩。魔法の存在を知っていて、対処法を心得ていればマリーランドの魔法は怖くないということか? おそるべきは人間のプライド……。
 今回のメイン、子供に戻る魔法からバクの面倒見の良い性格の原因が判明。あれほど苦労人の過去を持っていれば、クロミの横暴など痛くも痒くも無いというのも納得。
 また、子供に返ることで歌と美紀の仲良しっぷりも目立つ目立つ。さすが幼稚園時代にキスした間柄。奏姉や真菜の立ち入る隙無し。その真菜もバクのことを「ナスビ、ナスビ」と喜んでじゃれていたが、真菜は可愛いもの嫌いのはず。幼少期は平気だったのか、バクは「可愛くない」と判断したのか気になる所。(やっぱり後者なのだろうな……)

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『BLOOD+』03「はじまりの場所」

 翼手が見た目からして「異常」に描かれているのは仕方が無いといえば仕方が無いのだろうけれど……無印『BLOOD』冒頭で変化してない翼手を小夜が叩き斬り、その死体を見たサポートの黒服が「間違いだ、人間だった」と喚き散らし小夜にシメられる、というインパクトが強烈な引きになっていたのとは対照的。
 また、見た目は異常だけれども翼手にも人間性が残っている……というのもベタはベタだが、こういう手法を取るとどうにも迫力に欠ける。無印の異常(翼手)と異常(小夜)のせめぎ合いというドライな視点も綺麗に無くなってしまったのか?
 番宣段階から予測はしていたものの、ここまで灰汁が抜けると辛い。今のところ、見所は極めて草灯ちっくな(マスター以外どうなろうと知ったことではない)ハジの動きくらいか?

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2005年10月21日 (金)

『ARIA The ANIMATION』03「その 透明な少女と…」

 笑えない天才少女アリス登場。
 そのアリスが灯里に惹かれて行く過程が実に丁寧。さすがはサトジュン、こういうのをやらせたら右に出る者無し。
 天然ボケボケの灯里の自然な笑顔だからこそアリスは意識したのか?(アリシアの「あらあら、まあまあ」だと愛想笑いと思ったかも?)
 印象に残るのは、いつも藍華に「禁止!」される藍華の恥ずかしい台詞に頬を染めるアリス……実は結構売りなのかもしれない。ラストで恥ずかしい台詞を無意識に口にしてしまうアリス。心の師匠は既に灯里?
 それはともかく、月刊ウンディーネは右綴じ……中は縦書きか? やはり和洋折衷。

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『ARIA The ANIMATION』02「その 特別な日に…」

 先週分。
 藍華&晃の姫屋二人のキャラ紹介……と思わせつつ、その実、アリシアの女ったらしぶりの紹介?
 師弟揃って勝気かつアリシアに弱いのが面白い。藍華とアリシアの絡みはある意味、一話のアイと灯里を彷彿させ、さすがにあの師匠にしてこの弟子ありといった所か? また、晃とアリシアの因縁は『おねがいマイメロディ』のクロミとマイメロちっく。おかげでアリシアの黒さを印象付けられる……まさに魔性の「あらあら、まあまあ」。
 それはともかく、平然とちゃぶ台がある辺り、アクアは不思議な和洋折衷世界(藍華の得意料理がチャーハンとだし)……。

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2005年10月20日 (木)

『魔法少女リリカルなのはA's』03「再会、そしてお引っ越しなの!」

 対ヴォルケンリッターになのはたちを絡ませる理由を、デバイスたちの負けず嫌いと時空管理局側の即応力不足に求めるのはなかなか巧妙。
 ただ、やはり前シリーズの「一目惚れしたフェイトをGETする」という問答無用の理由に比べれば弱いけれど。
 そのなのはとフェイトの本格的な再会。微妙なぎこちない空気はムショ帰りの夫とそれを待っていた妻的か? それから抱きしめあう展開への持って行き方もなかなか繊細、いきなり抱き合わない辺りが心憎い。注目点は、なのははフェイトの腰に手を回し抱くという密着度の高い抱きしめ方を無印13話に引き続き披露。こういう荒業を無意識にやってのける所がなのはの怖い所。
 そして、副題にも出ている「お引越し」。すずか、アリサとフェイトの初対面。アリサがこいぬ形態のアルフに覚えがあるのはさすが犬好き(そして無印10話の伏線)。別に狼形態でも構わないと思うのだけれど。いくらアリサが頭が良くても、フェイトとアルフの繋がりからなのはと何かがあったことまでは感づいてもそこから「魔法」までは行かないだろうし。
 今回、気になった点は八神家の浴室(脱衣所含む)がバリアフリー化されていなかったこと。車椅子と導線が合ってないし浴室の高さはわからぬものの手摺が無いことで、身障者用の埋め込み方の浴室だったとしてもはやてが自力で入浴するのはほぼ不可能。一、二話は車椅子の導線に気を使っていた分浮いている……さすがに資料が無かったか?

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2005年10月18日 (火)

『capeta』03 「初めてのサーキット!」

 とにかくよく出来た息子。実はいい子な息子のけんか友達。口はともかく気のいい社長。そして、息子の幼馴染の女の子にモテモテと、お父ちゃん視点で見るとたまらない話だ。特にお父ちゃんにおにぎりを食べさせるシーンの茂波はハートマークが出ている……し、渋すぎる趣味の小学生だ、茂波。
 話は相変わらず地味にされど確実に進展中。丁寧な作りゆえに感想が書きにくいのが難点か?

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『ラムネ』02「夏の畑とななみすぺしゃる」

 作画も脚本も演出も万事低調なのだけれど、ナナミーのぽんこつ節に魅了されてしまった今となっては、そんなもの全く気にならない……和みすぎて頬のゆるみが止まらない。

 それにしても「奥さん」「旦那さん」と第三者に言われ捲る鉄壁のバカップルぶりも凄い。(特にナナミー母は幼少期から娘をケンちゃんとくっつける気満々)。
 また、怒りつつもきっちりケンちゃんの料理を作るナナミーの古女房ぶりときたら……ここまでメインカップルが出来上がっていると他キャラの入り込む余地は欠片も無さそうなのだけれど。

 しかし、いくら深夜枠とはいえ幼女の裸体を惜しげもなく描写するのはチャレンジャー極まる。(湯気もほとんど無いし)さすが『こいこい7』で裸祭りをやったトライネット製作。サービスに妥協無し!(ナナミーさんが収穫したトライネットを東京まで返しに行ったかいがあるというものbyねこねこ宣伝むび)

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『D.C.S.S.』16「芽生えた想い」

 一見、朝倉兄のハーレムに見えるが、その実「女性キャラ全員に舐められきっている朝倉兄妹」ではないかと思われる。
 皆が朝倉兄への想いを捨てていないということは、裏を返せば、
 1)誰一人として朝倉兄妹を祝福してない。
 2)朝倉兄の音夢への想いを軽視。
 3)音夢自体を軽視。
 4)自分が勝ち組になれる見込みがあるから中途半端な関係を維持。
 ということになる。
 女性陣が抜け駆けをしないのは音夢がいるからではなく、他の連中の動静を気にしてのことだろう。たとえ、音夢を倒した所で他の女性陣がサポーターという名の下に徒党を組んで妨害を図る。何しろ、音夢とアイシア(と未登場のさくら)以外は徒党を組んだ経験があるわけだから、その鬱陶しさを熟知しているはず。
 その意味で、サポーター経験の無いアイシアがこの均衡を破る役割を果たすのは妥当。ただ、その時に他の面子が動いて群雄割拠状態になるとは思えず、再び徒党を組んで集団小姑と化す目算が高い。(本妻vsサポーター部隊の戦いの陰湿さは前話参照)
 こんな状況でへらへらと笑っていられる朝倉兄の愚鈍転じて大物と呼んでも差し支えないだろう。

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2005年10月16日 (日)

『地獄少女』02「魅入られた少女」

 今回のストーカーの行為自体はエゲツないのだけれど、その割りには被害者側が結構冷静なのが気に掛かる。あの仕打ちならパニック状態になって前後不覚のまま地獄通信にアクセスとかしてもおかしくないだろうに。
 やはり、この温さは意図的なものなのか?
 ただ、ストーリーはともかくあいのサービスシーンはなかなかの出来。ストーリーよりあいを前面に出した方が見所がありそうな?

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『地獄少女』01「夕闇の彼方より」

 先週分。
 たしかに作画は綺麗なのだけれど、演出と話に特に工夫が無いのでホラーモノにも仕置人モノもなってないというのが……。仕置される相手は圧倒的強者ではなく当人でもどうにかなるのではないか? と思われる同級生のいじめっ子だし、仕置方法もぱっとしないのが何とも。何より、この程度のレベルの相手を仕置するならば、あいに仲間など要らないと思うのだけれど……。
 それと、依頼者が地獄送りになっても構わないから仕置してくれ……という精神状態への追い込み方が足りないのも気に掛かる。これが巧くいけばそれだけでホラーになるのだけれど。

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2005年10月15日 (土)

『BLOOD+』02「魔法の言葉」

 覚醒した小夜の「sword!」という呟きに浮かれる。それは「BLOOD」で何度も何度も聞かされたドスの聞いた小夜の言葉。+の小夜は無印の小夜と同一人物なのか?(少なくとも覚醒後の猛々しさは共通しているが)
 戦い方も力任せにぶった斬る(=一撃で大量出血をさせることが狙い?)という無印の小夜と同じ戦闘スタイルなので大いに満足。小夜が華麗に戦っては面白くない。
 さらに無印で小夜のサポートをしていたデヴィットと同じ名を持つ人物も登場。ただ、無印の舞台はベトナム戦争中なのでさすがに年齢的に無理があり、同一人物とは思えないがコードネームというならアリだろう。
 と、無印の匂いがする部分には激しく反応するものの、逆に日常シーンは興味がもてない。返り血を浴びた自分の姿に怯える少女……などというありきたりなシチュエーションは、他のセカイ系アニメにでも任せて、勇猛かつミステリアスな無印版の小夜の顔に戻って欲しいもの。
 ただ、プロデューサーの性格と覚醒後の小夜の顔が異相になることからして、あくまでも非日常=異常扱いであろうことは見て取れるので、覚醒後は鬼子扱いになるのだろうけど……。

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『BLOOD+』01「ファーストキス」

 先週分。
 「BLOOD」というより「破妖の剣」や「十二国記」に近い印象が。いや、甘い小西ヴォイスのお陰で「LOVELESS」? 正直言って一話目は冒頭の微百合しか特に感想は無かったり。

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2005年10月14日 (金)

『魔法少女リリカルなのは』(都築真紀/メガミ文庫)

 原作・脚本の都築氏本人によるアナザーストーリー。
 1)10話終盤からのなのはvsフェイトの「最初で最後の本気の勝負」は行われず。
 2)12話の対プレシア戦にはなのは負傷のため参加せず。(当然、「だけど、二人でなら…」「うん! うん!! うん!!!」も無し)また、フェイトの立ち直りのきっかけとなるバルディッシュの「Getset」も無し。
 3)13話のリボン交換という再会の約束無し。
 4)「お姫様抱っこ」「涙を拭いてあげる」「感極まって抱きしめる」以上の主客が逆転。
 5)SS02(第5.5話)のリニス周りの展開。
 と、本編の展開とだいぶ異なるので、違いがわかるマニア以外はこれを読むと混乱する恐れあり。
 また、基本ストーリーやキャラ説明を最小限にし、一イベント特化という二次小説風の作りになっているので、一見さんには辛いかも?
 ファンアイテムとして考えるなら、この作品独特の魔法のシステムや、ミッドチルダの習慣など、アニメでは余り語られなかった点がフォローされているので面白い。

 と、前置きはさておき、一番の感想はというと……

 エピローグの「それはどこから見ても、ごくありふれた友達同士の姿だった」というセンテンスの『友達同士』は『恋人同士』と言わないか、普通!!
 朝チュン後のベットで身を寄せ、見つめあっている二人に対して「ごくありふれた友達」と表現するのはさすがに無理があるだろう。いや、アレが普通というのはそれはそれで素晴らしい世界なのだけれど。
 決闘シーンの終盤からしてイチャついていることもあり、アニメ版よりなのはとフェイトのバカップルが五割増しといったところか?

 ちなみにレイジングハートもA'sバージョン並にお茶目さん。あのタイミングで「Good morning master」なんて話かけるほどフレンドリーな杖だったとは……。

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2005年10月12日 (水)

『魔法少女リリカルなのはA's』02「戦いの嵐、ふたたびなの」

 なのは救援のフェイト組とヴォルケンリッター組の戦力差が二対一→二対三→三対三→三対四→四対四と移り変わっていくことで戦況がひっくり返っていく様が面白い。個々の戦力ではヴォルケンリッター組が上でも数の劣勢を覆すほどの滅茶苦茶な強さではないという辺りのバランスが良い感じ。
 一連の戦いで目を引いたのマスターとインテリジェントデバイスたちの美しき絆。
 シグナムのレヴァンティンを受けバルディッシュをボロボロにしながらも第一線を死守し続けたフェイト。バルディッシュがそれでも頑張れる子であることは前シリーズの12話の名シーンで熟知しているわけだから、当然。(ダメージを受けつつもフェイトの防御を欠かさない辺り健気なバル)また、この信頼関係はクライマックスのなのはとRHにもかかっているのだろう。
 そのRH。「Trust me my master」は卑怯。半壊状態ながらも最後の切り札たる役目を果たそうとするRHと、シャマルのえげつない攻撃を受けつつも、それでも死力を振り絞ってスターライトブレイカーを撃つなのは。主従揃って男前。
 しかし、シャマルの遠隔心臓掴みはエグイというか、暗殺手段としては回避しようが無いとんでもない技。胸から手が生えているという映像的インパクトも大きいし……。おかげで敵が目の前にいることを忘れて驚愕の叫びを上げつつなのはの元に向かおうとするフェイトという珍しいものを見れたわけだが。(ヴィータ戦時のなのはを一顧だにしない冷静さと好対照)

 戦闘以外で感心したのは八神家の生活導線がちゃんと車椅子前提のものにしてあること。一話ではやてが車椅子からベットに移る動きがリアルだったことからも想像しえたけれど、相変わらずこのスタッフは地味な所も丁寧に作る。(その代わり、普通の萌えシーンは前作と同じく手を抜くのだろうか?)

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『capeta』02「オレのカート!」

 初回ではインパクト大だった子役達の声も二回目にしてすっかり慣れる。むしろ、作り物管が無くてプラス効果か?特に茂波の歳相応の大人びた言動は子役であるがゆえにリアル。「女よ!」辺りの台詞が特に。……もっとも、勝平太の父をちゃんとすればカッコイイという渋すぎる趣味は稀有だろうが。また、プリーツスカートにニーソックスという茂波の衣装はなかなかに可愛く、しかも毎回変わるようで十分萌えキャラとして機能しそうな?
 一方、なんとなく勝平太に協力してしまい、いい奴っぷりを見せる信もいい感じ。常識論や他人に対する思いやりを考慮する茂波に対し、信は「目の前のおもちゃ」に押さえが効かない男の子の心理を共有してしまっている辺り、勝平太のライバルというよりは一番の理解者。
 子供達はもちろん、お父ちゃん側の人間関係もよく(貧乏だけど)好感が持てるキャラたちによる骨太のストーリーは期待できそう。

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『おねがいマイメロディ』28「あした晴れたらイイナ!」

 クロミ側のパワーアップは柊の策動という理にかなったものだったけれど、マイメロ側のパワーアップが「もっと」を付けるだけとは……まあ、「力技で解決」というマイメロのポリシーからして、出力増加型のわかりやすいパワーアップは「らしい」と言えばこの上なく「らしい」のだけれども。
 また、最近マイメロたちを認知しているものが増えたため、最近は強調されない「ぬいぐるみが動く・しゃべることへのリアクション」を改めて見せたことは結構関心したり。
 

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2005年10月11日 (火)

『ラムネ』01「ヤドカリと麦わら帽子」

 これが、ねこねこ名物ぽんこつキャラか!
 たしかに一昔前に一世を風靡したエロゲ名物白痴系ヒロインとは壊れ方が桁違いというか、新種の生物を観察しているような妙な気分になってくる。 
 それにしてもヒロイン七海役の後藤邑子氏の声は『ふしぎ星の☆ふたご姫』で聞きなれているはずなのだけれど、ぽんこつ系での神がかりっぷりは反則レベル。ラムネの第一印象は? と、問われれば「ヒロインが容赦無いほどぽんこつ」と答えてしまうだろう。売りが「ぽんこつヒロイン」ならば問題無し……というか、七海の魔性のぽんこつぶりが強烈な引きとなっているので、次回視聴意欲が湧いてくる。
 ただ、ここまでメインヒロインのキャラ立ちが良いと他のヒロインが霞んでしまわないかと少々不安。
 ……ところで、キャストクレジットではポリゴン信長役の稲田氏がラスト(主役級の位置)に配置されていたがレギュラーなのだろうか?

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『D.C.S.S.』15 「歌声を届けに」

 前作のさくらVS音夢のエゴ剥き出しの対決……とまでは行かないが、ことりのエゴと理性のせめぎ合いが丹念に描かれている。アイシアの余計なおせっかいが結果としてことりに火をつけたようで、音夢VSことり戦への布石が整う……も、どうやら今回もことりは不戦敗の模様。代わりに音夢に戦いを挑むのはアイシア?
 展開は無茶苦茶なものの、やっと前作の「面白かった」ドロドロした人間関係が前面に出てきて嬉しい限り。(幸せな朝倉兄なんて見てても面白味の欠片もない。朝倉兄の意向を無視して勝手に暗闘を繰り広げるのがD.C.の醍醐味)
 しかし、アイシアは平地に乱を起すような自分の言動にどれだけの自覚があるのだろうか? それ以前に美咲の正論を感情で否定してしまう辺り、よっぽど音夢と馬が合わないということか? 普通なら一緒に生活している分、音夢に親近感も湧くだろうから多少なりとも音夢に義理立てするはず。それが全く無く、ストレートにことり派として動くとは……音夢の立場無し。まあ、音夢もアイシアを可愛がっているような描写は全く無いので自業自得といえばそれまでだが。
 ところで、すっかりアイシアの相談役に納まっている美咲。理は説くものの、アイシアの行動を制止しようと考えない辺り、先代居候の「頼子さん情報」から、アイシアの言い分ももっともだと思っているのか? 何より、美咲の説く理屈には心から朝倉兄妹を祝福している気配が全く見られないので、単に常識論を言っているだけでアイシアを説得する気が無いともとれる。ことり、美春、そして美咲と前作残留組は誰一人音夢を祝福するどころか認めてすらいない節があるのが素敵。
 前作から朝倉兄妹は兄妹は義理も人情も無い言動があったが、今シリーズでそれがさらに増加。もはや「主人公カップル」という金看板無しにはただの嫌われ者カップルなのでは? と思える書き方には果たして何らかの意図があるのか? この二人が破滅しても、天罰だと思えてしまう……。

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『銀盤カレイドスコープ』01「100億ドルの女」

 作画・演出が不調なためか原作最大の武器であるダイナミックなスケートシーンが再現されていないことが余りにも痛い……。もっとも、話運び自体は丁寧に原作をなぞっているのでストーリー的には問題ないけれども。(このペースからして二巻までのアニメ化か?)
 目を引いたのはドミニク役の岡本麻弥氏。声優を休業してまでの米国留学は伊達では無かった英語力。ピートとの付き合いで英語を覚えるまでタズサは英語がダメという設定なので当然といえば当然なのだけれどちょっとびっくり。
 ただ、原作通りのタズサとピート中心の流れで行くなら話の安定性は抜群なれども、リアを初めとしてタズサのライバルたちの出番がほとんど無くなるので華に欠けそう……。
 しかし、この作品。ヲタ向けの超深夜より朝や夕方のアニメ枠に放送した方が受けが良かったような? 現実のフィギュアの大躍進ぶりからしてフィギュアというネタも旬だろうし。

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2005年10月 8日 (土)

『BLOOD THE LAST VAMPIRE』

 BLOOD+の番宣のためか毎日放送の深夜映画枠で放送。米軍横田基地を舞台にしているからか日本製アニメなのに英語だらけで日本語で会話しているシーンが数えるほどしかないという異色作。
 吸血鬼モノのアニメにしてはかなり現実的な作り。主人公・小夜は日本刀を使うわけだが、その理由は刀の神秘性などではなく単に「一撃で敵に大量出血をさせられる得物」というだけのもの。劇中で調達した刀を切り掛かるまで模造刀と気づかなかったことからして、刀に対するこだわりも無く、戦闘のプロでも無いことかわかる。
 当然、その殺陣はワイルドで技術より力任せに叩き伏せている印象。「美少女」の戦い方として洗練さには程遠いが、模造刀と知った後でも捨てるでもなく刺突に使ったり、得物を失った後はスコップで戦ったりと喧嘩慣れしている様に凄味が滲み出て、その泥臭い戦いぶりが何ともいえない魅力になっている。
 小夜自身、そして得物からしても戦力が常人の枠を出ていないためか、敵対する吸血鬼もたいして超能力を持っておらず、知能の高い灰色熊程度の戦力か? クライマックスで飛行形態に変化した吸血鬼もかなり時間がかかっているし飛ぶ以外たいして芸も見せなかったので、それなりの装備をした軍隊を出せば狩れそうな雰囲気。
 まあ、一国の政府が隠密にイリーガルな工作員を使って対処する敵……という設定ではこれぐらいが妥当だろう。余りに強すぎたら「現実」が破綻してしまう。
 映画としてはアクション主体で、ストーリーは無いも同然なのでアクション以外の感想は余り無いのだけれど、終始緊張感に溢れていた小夜が、クライマックスでの今際の際の吸血鬼の口に向けて死に水代わりにか自分の血を滴り落とす時の柔和な顔が印象的。

 ところで、合間に何度もBLOOD+のCMをやっていたが、BLOODとの作風の違いが歴然としていて面白い。なまじBLOODがリアリティ重視だからかBLOOD+のライトさがチープに見えてしまうというか。単体ではそんな印象が無かった分、並べてしまったゆえの現象か?
 個人的には三つ編みに重たそうな旧型セーラー服を着、いかにも幾多の修羅場を潜り抜けてきたと言わんばかりの鋭い眼光をしたBLOOD版の小夜の方が好みだけれども。

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『To Heart2』01「新しい制服」

 同じアニメ魂枠だったTo HeartRと違って一話から正規OP付き……しかもEDも付いている、と妙な所で感慨にふけったり。
 今期、他の多ヒロインものが一話からキャラ紹介のために出せるだけ出してインフレを起している傾向にあるのに対し、本作のこのみonlyという作りはある意味異色。この後、徐々にキャラが増えて絡んでいくのか、あるいはセンジャニ方式に原則一話一ヒロインで行くのかは予告を見ただけでは判別出来ず。
 シリーズ構成は、無印でヒロユキちゃんにべったりくっつき他のヒロインを悉く戦力外にしていくあかり姐さんの華麗なる策謀を描いた山口宏氏。無印最終回での志保の恋をあかり姐さんが砕いていく様は並のサイコサスペンスより怖かった記憶がある。
 もしや、今回もこのみもタカアキちゃんにちょっかいをかけてくるヒロインを悉く撃破していくというシナリオなのか? 冷徹な策士あかり姐さんも怖かったが、一見幼く天然っぽいこのみが策士だったりすると完全にサイコサスペンス……と妙な方面で期待してしまう。(前作でも山口氏はあかり姐さんを腹黒に描くつもりは無かったようなので、その意味で期待に応えてくれる可能性は大)

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2005年10月 7日 (金)

『かみちゅ!』12「ちいさな一歩で」

 なんとか関西地区でも終了。内容はまったりしすぎて感想を書くことが無いのだけど(ARIAほど先鋭化されたまったりじゃないし)、放送自体はゴタゴタ続きでまったりに程遠かった。
 思えば関西地区での一話は放映はロンドン爆破テロの緊急編成のために録り逃し者続出。(朝日放送はリアルタイムで番組表を更新しない)。さらに翌週は突然のお休み。最終回は阪神優勝特番でお流れになってしまい(告知無し)、振り替えで今週になるも微妙に通常の放映時間より早い(これも告知無し)という録画派には呪わ過ぎた番組だった。おまけにリアルタイムで見るには超深夜過ぎるし。
 初期の動画はたしかに凄かったものの、ストーリーやキャラに強烈な引きが無かったこともあり、関西勢で全話コンプリートした者は果たしてどれだけか?
 ただ、四時間送れの『グリーングリーン』。三日前倒しの『ストラトス4』。三時間遅れで朝の5:05から放送の『ぺとぺとさん』に並んで関西勢には呪われた作品として記憶されるだろう……。
 

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『ARIA The ANIMATION』01「その 素敵な奇跡を…」

 徹底的にまったりを貫き通すというある意味過激な作り。その異色ぶりにツカミはOK。
 舞台となるネオ・ヴェネツィアの美術はかなりソフトに描かれている。これは予算不足とも取れるし、濃密な背景と鮮烈な海の青があると背景に目が奪われてまったりできなくなるため意図的にソフトにしたとも取れたり。(サトジュン監督はあまり美術にはこだわらない人だけど)
 今回目に付いたのは狂言回しのアイの存在。彼女のリアクションがサトジュン独特のテンポを維持し、まったりし過ぎるのを防いでいる。公式のキャラ紹介にも載っているくらいなので最低でもセミレギュラーだとは思えるが、設定からすると毎回登場するとは思えず、彼女が不在の時は際限無くまったりしてしまうかも?
 また、そのアイ役の水橋かおり氏。ぼそぼそと喋るアンニュイな幼女を演じるのは珍しい。(ツンデレか邪悪眼鏡が多いし)。珍しいといえば西村ちなみ氏が動物声優というのも珍しいが。ただ、台詞は鳴声だけだけどアリア社長はかなり美味しい役だ……。

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2005年10月 5日 (水)

『魔法少女リリカルなのはA’s』01「はじまりは突然になの」

 第一話から萌える友情と燃える戦闘で全力全開。
 前作では「魔法少女」というタイトルゆえか初期の話にはやや迷いが見えたものの、今回はなのはの最大の特徴である火力、すなわち「魔砲少女」であることを前面に押し出した作り。
 魔法少女モノとしては異常、バトルものとしても高レベルな殺陣は二期でも健在。なのはが燃えアニメと成立しているのは一重によく練られ、かつ動画をケチらない殺陣のおかげ。今回のなのは対ヴィーダ戦も、半ばハンマーに振り回されるようになりながら戦うというヴィーダの戦法がユニーク。まあ、ゴスロリ服を着て、得物がハンマーという時点で既にインパクト勝ちしているわけだが。
 また、前作よりよく喋るようになり(そのためか字幕付)なのはをサポートするRH。ボロボロになりつつもプロテクションをかける様は、相変わらずの健気さで杖萌えも満足する仕上がり。
 そして、何より前作での実質的な主人公であるフェイト。
 OP・EDのなのはとの仲良しっぷりも前作ファンには感涙ものだが、前作最終回での「だから、なのはを私を呼んで。なのはに困ったことがあったら今度はきっと私が助けるから」という約束そのものシチュエーションでの登場。さらにヴィーダの「仲間か?」の問いに怒りを押し殺した声での「友達だ」とまさに千両役者。背後にいるなのはを気遣う言葉を掛けずに、じっとヴィーダを見据える様子からして、なのはを傷つけたヴィーダへの怒りの程が伺い知れる。

 第一話から大満足なのだけれど、一気に期待値が高まった分、最終回が綺麗に追われるか? という不安に襲われるのはある意味贅沢な悩みか? 前作の最終回は珠玉の出来だった故に、あれを越えるのは難しそうだけれど……。

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『アニマル横町』01「どき☆しいお友達の巻」

 部屋の中から一歩も出ない。両親は声はすれども姿は見えない。主人公あみと謎の動物たちイヨ・ケンタ・イッサ(+ヤマナミさん)だけで話を進めるという極端に先鋭的なシチュエーションコメディ。そのためにえらく人を選ぶ番組だろうに(メタネタ満載だし)、セミゴールデンで放送するという心意気に驚いたり。 (アニメでのシチュエーションコメディでは『アンドロイドアナ・MAICO2010』という前例があるが)
 最終回までこのパターンを押し通すなら伝説になれるかも?

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2005年10月 4日 (火)

『capeta』01 「リミッターをはずせ!」

 さすがは漫画原作だけあって普通に話運びが巧い。話が面白いと、絵が濃くても声優の演技がアレでも集中力が途切れない……絵は慣れるだろうし、演技は巧くなる、と願いたい。
 第一話の主軸は、父がカートに興味を持つことと、勝平太と信の軋轢。
 信は茂波に気があると勝平太が喝破するわけだがどうもピンと来ない。勝平太と茂波が一緒に居るときに牽制のために勝平太にちょっかいをかけるのはまだしも、勝平太が一人でいるときも勝平太にちょっかいをかけてくるあたり、信の手段と目的が逆転してしまっているような? さすが子供。

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『おねがいマイメロディ』27「柊サマになれたらイイナ!」

 マイメロ、クロミに完敗す。事態収拾後、黒音符になるというケースはしょっちゅうあったものの魔法そのものが聞かないという事は初めて。そこで泣き出すとは意外……てっきり得意の「あー、紅茶がおいしい」とごまかすと思っていたのに。たしかにマイメロのポリシーである「力で解決」が出来なくなったわけだからショックが大きいのも無理はない。
 ところで、歌・美紀・その他女子勢。キミたちは、顔と能力が同じならバッタものでも良いのか? 
 所詮、中学生の憧れ風味の恋愛感情なんてそんなもの、というマイメロ得意の毒スタンスか? 普通なら、ここで主人公の歌くらいは疑問提起をするはずなのだが、他の連中と一緒になって黄色い声をあげている辺り、猛毒危険のマイメロらしい……。

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『ゾイドジェネシス』26「霧の河」

 功名心で先駆け争いを始める、反ディガルド連合軍は戦国時代のノリ。現代の軍閥のように勝てる戦い以外はサボタージュを決め込まれるよりはマシか?
 それをまんまと血祭りに上げるディガルド軍。無線を戦略レベルで使え、下手をすると管制制御すらしている可能性があるディガルドに比べ、近接無線しか使えない反ディカルドは一度混乱し始めると収拾が付かなくなるのは仕方が無いことだろう。(おまけに軍規も指揮系統も不整備だし)
 これで完勝しなかったディガルドの原因はザイリンのルージへのこだわり。どう考えても自分がルージと対決をするためにダムへのルートの部隊を手薄にしたとか思えない。直掩の部隊も置かず一騎打ちに拘ったのも問題。もっとも、勝因もラ・カンの策を読みきった彼の智謀にあるわけだが。ただ、肝心な所で趣味(ルージとの対決)に走って完勝を逃したのは二度目なので、やはり勝利への執念に欠けているというべきか。
 方や、ルージはザイリン毎ムラサメブレードでダムの外壁を射抜くつもりだったわけだから、「本気」の差でザイリンが敗れるのも仕方が無いことだろう。
 しかし、あそこで手を抜いたら文字通り全滅していただろうということを差し引いても、顔見知りを殺すことに躊躇しなかったルージは最近標準となっている不殺系主人公と一線を画しているということか?(刃はザイリンに直撃はしなかったものの、それはルージの意図ではないはず)

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『D.C.S.S.』14「心の扉」

 今まで半放置プレイ状態だったことりがようやく話に入り始める。
 空気読みすぎのことりらしからぬ、朝倉兄が好き発言。真っ先にフォローを入れる眞子はさすがだが、まったく気が付いていない朝倉兄妹もさすがと言えばさすが。
 音夢にはああいう持って回った言い方はダメで、「音夢ちゃんはずるい!」とさくらのように真正面から喧嘩を売らねば気が付かないということか? アイシアですら気が付いていたというのに。
 そして、そのアイシアになぜか本心を吐露したことり。ここも彼女らしくないが、内心相当自棄になっていたということか? また、それを聞いたのに短絡的に行動しなくなったのはアイシアの成長の証か?
 問題はアイシアがことりに付くのかということ。アイシアは音夢に味方する義理も無いが、ことりとそれほど仲が良いわけでもないのでどうとでも転ぶ。もし、アイシアがことりの味方をすれば、音夢は二連続で魔法使いに敵対されることになるわけだが、半ば自己崩壊したさくらと違って弱味が無いアイシアにどうやって対抗するのだろう? アイシアに対抗可能な魔法使い・さくらの出番か? ただ、さくらもまた音夢の味方をする義理が無いし……。

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2005年10月 3日 (月)

『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』50「最後の力」

  「主人公が裏切り者に一蹴される」というシチュエーションは歴代ガンダム初ではなかろうか?
 勝てなかった主人公ということでは0083のコウがいるが、「あのガトーと互角に戦えるまで成長した」とライバルが強すぎるため、負けても男を上げた。(その後、ニナと再会して男を下げたが)
 対して、シンが戦ったのはアスラン。ザフト脱走後はキラのリアクション要員にまで落ちぶれてしまったキャラだ。
 現に最終戦でもザコ掃討要員。ネオの様に艦隊直掩として活躍するわけでもなし、キラのように議長と対決するという役割もない。単に「また裏切った」だけのキャラとして終わってしまった。
 せめて、議長と対決するのがアスランならばアスラン自身とシンの面目は立ったかもしれないのに。
 そう、不思議なのはなぜ議長と対決するのが「議長と因縁のあるアスラン」ではなく「面識もないキラ」なのか? 脚本家の都合(脚本の都合……ではない)と言ってしまえばそれまでだが、おかげでアスランまで要らない子になってしまった。
 シリーズ序盤から終盤まで議長の問いを受けてきたのはアスランとシン。ならば、彼らのうち何れかが議長に答えを突きつけるのが常だろう。そうでなければ今まで積み重ねてきたエピソードの意味がなくなってしまう。
 キラは対レイ戦の見せ場だけで十分だったはずなのだが……特定キャラを贔屓し過ぎると話自体を壊してしまうという見本か?

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2005年10月 1日 (土)

『あかほり外道アワーらぶげ』13 「悪よ永遠に!絶対正義大作戦!」

 あかほり氏本人が脚本を書いたラスト二話で一気に作品のカラーが変わってしまい、今までの良かった点が根こそぎなくなってしまったような? 特にこの作品を引っ張ってきた外道乙女隊がほとんど本筋に絡まなかったのが痛い。
 ラブフェロモンと外道乙女隊の対決、あるいは共闘もあるわけでもなかったし、「正義を騙る悪・ラブフェロモン」の方はともかく、対比されるはずの「悪を騙る善意の塊・外道乙女隊」は全く機能していない……ほのぼの人情風味の外道乙女隊はあかほり氏のカラーに合う集団でなかったということか? 
 当初はあかほりカラーが薄いことで意外に面白かった分、最終的にはあかほりカラーが全開になってしまったことが残念。

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『ぺとぺとさん』12「プロジェクト・アケガラス」

 サンテレビでの放送は阪神優勝特番による延長。さらにその特番の延長につぐ延長で早朝五時五分から……見ている方がリアル・アケガラス。まさか、朝のニュースをやる時間に深夜アニメを見ることになろうとは。
 二年前の阪神優勝特番で四時間遅れになった『グリーングリーン』も関西アニヲタの伝説(あるいはトラウマ)になったが、ぺとぺとさんも最低二十六時の特番終了まで起きていた者しか対応出来なかった模様。
 それはともかく、本編。
 シンゴとくぐるの仲を取り持とうというぺと子以下だが、どうにも盛り上がらない。これは劇中キャラも言っているが「シンゴのどこがいいんだ?」という点、それと肝心ぺと子で何故、そうも身を引きたがるのか不明な所にある。人間相手なら引け目を感じても無理はないが、くぐるも言っているように「同じ特定種族」なのに何故? ぺと子とくぐるの間に強い友情がある……とかいう描写も無かったので、どうにも物語の都合としか思えない。どうもこの作品、シンゴを巡る恋愛劇を縦軸に据えてから失速しっていったような気が……。

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