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2005年11月23日 (水)

『D.C.S.S.』21「二人の魔法使い」

 アイシアに「ずるい」という言葉を投げかけられたさくら。この言葉は図らずも無印で音夢を糾弾するのにさくらが使ったものと同じ。
 音夢の場合は朝倉兄を囲い込むために妹という立場を利用尽くしただけあって確かに「ずるい」という言葉が適切なわけだが、今のさくらの場合は「ずるい」というよりは「みっともない」という所だろう。
 さくら、ことり、眞子は朝倉兄に未練たらたらなのに、その過去を美しい思い出として誤魔化そうとしたり、欠片も祝福していないのに、音夢と朝倉兄の仲を飾るような言い方をしたりと果てしなく格好悪い。特にさくらは誰にも知られず島を出たはずなのに臆面も無く戻ってくる辺り株価大暴落という所だろう。(アイシアが事件を起して、それを解決するために助っ人として登場するならともかく)
 そもそも、さくらは抜群に洞察力に優れていて頭の切れる子という設定なのに(前作での対音夢、対朝倉兄に対する論撃等)、どうも本シリーズでのアイシアを最初からバカにしているような態度は不可解。これでは、さくらが一番のトラブルメーカーにしか見えない。やはり、アイシアVS音夢に持っていくために「それなりに強い前座」扱いにするためにさくらはスペックダウンさせられたのか?
 たしかに、現在の初音島の腐った状況をアイシアに断罪させるのは、悪くはないのだけれどその状況設定と話運びがお世辞にも巧くないなので、前作でのさくらの冷徹・かつ論理的な朝倉兄妹への糾弾と違ってどうにも迫力に欠ける……。

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2005年11月22日 (火)

『capeta』08「クラッシュ!」

 茂波、大暴れ。気の強さではこの作品中随一だろう。茂波の爆発っぷりのせいか、信はすっかり茂波の押さえ役……一話のいじめっ子の面影はもはやない。
 その信の指摘で再認識されたチーム・カペタの状況の圧倒的なまでの不利さ。それが現実を知ることで意気消沈することとなった勝平太と、彼を奮起させようとうするおとうちゃん。さらに愛車に語りかける勝平太と次々と良いシーンに繋げていく様は見事。
 それはともかく、何気に他人様の息子である勝平太を間接的にスパルタ教育する源母は良い性格をしている……勝平太を評価しているとはいえ、目的はあくまで自分の息子のためだし。茂波が敵意を抱くのも案外間違っていない。

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『capeta』07「エントリー!」

 先週分
 クラスメイトにも意外に人望がある勝平太。年長者たらしの実力は今まで如何なく発揮されていたものの、老若男女を問わないカリスマぶりとは……。
 また、いつのまにやら参謀格に納まっている信。チーム・カペタで一番の頭脳派なのは、言うまでも無くドライバーの勝平太なわけだが、彼以外で頭脳労働が出来そうなのは信だけというわけか? もっとも、知識と経験で遅れをとっているため、そう簡単に役に立つとは思えないけれども。(本作はリアリティ重視だし)
 片や、すっかり賑やかしとなっている茂波。源母に近づこうとするお父ちゃんを不倫と糾弾するものの、不倫は所詮道義的な問題。茂波的にベストな選択を取るとなるとお父ちゃんはロリコンとなり問答無用で警察のお世話に……お父ちゃんは余りによく出来た息子を得たのと引き換えに徹底的に女運が悪いのかも?

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2005年11月19日 (土)

『新必殺仕置人』12「親切無用」

 中村主水、再び寅の会の競りに掛けられる。またまた大ピンチ……と言いたい所だが「問答無用」や「裏切無用」の頃とは違い鉄チームのチームワークの良さが前面に出ているので、良くも悪くも緊迫感はそれほどない。
 今回、主水の仕置依頼を咄嗟に競り落としたにも関わらず、特に主水を庇おうともしなかったのは、既に松や正八、おていらと主水が「仲間」となっている事を知っていたからか?(特に松は積極的に主水に協力しているし)
 その松はといえば、アジトに死神が来た時に主水の脇差を借りて迎撃に備えていた。松の竹鉄砲はあらかじめ(それも必要人数分)用意してないと使えないというのは、なかなかに難儀。何度も何度も火薬代でひぃひぃ言っているし。また、松の島帰りという設定もなかなかに巧く使われていた。

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2005年11月16日 (水)

『D.C.S.S.』20「戻らない季節」

 相変わらずさくらに妙に寛容な音夢がとてつもなく怪しい……罠か?
 一方、アイシアの魔法への崇拝ぶりに関しては、だらけまくった中盤戦のおかげで「なぜ、思い出したように急に?」という印象が拭えない(さくらの帰島がせいぜい五話目くらいならこんな違和感は持たなかったのだろうけど)。
 そのさくらも明らかに不信に思っているアイシアを放置して「早くわかってくれれば良いけど」などと楽観視されると、ずいぶんマヌケな子になったと思ったり。
 それはそうと、アイシアの導火線役にされてしまうらしいことり。ともちゃん・みっくんとつるんでせっかくカタギに戻って楽しくやっている所に、再び呪われた朝倉家の魔手が迫る(無意識にとはいえ、アイシアに古傷を抉られているし)。ことりの幸せはアイシアの発想とは逆に、朝倉家の連中と完全に絶縁することでは無いかと思えてしまう。

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2005年11月14日 (月)

『地獄少女』06「昼下がりの窓」

 伊藤美紀氏vs篠原恵美氏……とか書くとまるで紅薔薇ファミリーの内紛のようだ。白薔薇(能登氏)もいるし。娘役が斉藤千和氏でなく、一話の主人公だった植田香奈氏だったら良かったのに。
 まあ、話の内容はいつも通り「警察へ行け」で済むあたりが何とも。ただ、いわゆる社宅(団地)モノのパターンだったり、ドアをガンガン蹴ったり(これをやったら警察が呼べる)したり、シチュエーションが余りにアナクロ過ぎてギャグでやっているのかと思えてしまう。
 それとおばさんのエロ描写をする辺り、この作品の対象視聴者がますますわからなくなってくる。この話は、娘同士でやった方が(地獄通信に依頼するのは母親)サービスになったし、悲劇性も増したと思うのだけど。

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『おねがいマイメロディ』33「みんな来てくれたらイイナ!」

 ひつじさん……恐ろしい子!
 いつもより熱心に仕事をしているクロミによる騒動の中で、一番のカオス状態はクロミが関わらなかった美紀班というのはさすがというか。
 また、事件の最中、それぞれ歌のために損得無しに動いた木暮と柊(柊のバックに流れた歌の顔がギャグ顔ばかりというのがマイメロ的というか)。前者はともかく後者は意外。ラブコメ展開への伏線か?
 それはともかく、大量に開いた夢の扉に対して全く手を打たないマイメロのサボタージュっぷりはいつもながら感心。マイメロが執念を燃やす家事の最中とはいえ事件を解決する気まるでナッシングな所はある意味痛快。(移動中もずっと生クリームを泡立てているし)。それと、家事の最中何気に三秒ルール(落とした氷を元に戻す)を使っているのに突っ込みが無い。あの氷はボールを冷やすためのものとはいえ、子供番組だとこういう所にうるさそうなのだけれど。
 ちなみに、キリンさんの歯軋り攻撃は今までの中で一番エグイものだったと思う。力技で解決がスタンスのマイメロとはいえ、善玉側の攻撃方法とは思えなかったり……。

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2005年11月13日 (日)

『蟲師』04「枕小路」

 超深夜放送なのに、見ると寝るのが怖くなってしまうというとんでもない回。
 全ては枕を斬った時に出てきた謎の液体と、枕の中にびっちりと巣食い蠢く虫のインパクトの強さによるもの。
 夢と現の凝った描写や若くて綺麗な奥さんや、このシリーズ得意の幼女など見所はたくさんあったのだけれど、視聴後の感想は「枕、怖い」という一言だけ。
 今回の蟲は今までの蟲と違って、大量に人死にを出しているのがハード。作中、ギンコや夢の中の奥さんが言っているが今回のジンは何も間違ったことをしているわけではない。単に、夢を現にする蟲に憑かれただけで、彼に全く悪意も作為も無い、むしろ被害者である。ただ、貧相な村に住んでいて慎ましやかな生活、そして職業が研師の割りには見る夢がやたらにスペクタクルなだけ。ギンコの方もジンがあそまで想像力豊かだと思っていなかったからこそ、それほど危険視しなかったのだろう。(ギンコの渡した抑制薬もマイナスに働いてしまったわけだし)
 それはともかく、夢の中でのジンの妻子との再会。娘はやたらと愛らしく、奥さんは可憐。だからこそ夢なのだろうけど、あそこで終わらずに現実に戻ってから終わる、それも最悪の形で……というのが今までに無くヘビー。
 今回の悲劇は「何も間違ったことをしちゃいない」ゆえのものだろう。ジンが潔白だからこそ罪悪感と無力感に襲われるという仕組み。あの末路は仕方が無い……とはいえ、やはり悲しい。

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『BLEACH』57「千本桜、粉砕!天を衝く斬月」

 夜一さん×砕蜂(もはやvsではない)、馴れ初め&ラブラブ編。
 夜一と呼んでくれ、という夜一さんに「滅相もありません、軍団長閣下に向かって」と応える砕蜂に、あからさまにがっかりした顔を見せる夜一さん。この『名前を呼んで』から夜一さんの砕蜂の調教が始まる……とか書いても問題ないほどに若き日の砕蜂は犬っ娘。特に夜一さんに頭を撫で撫でされた時の嬉しそうな顔は犬としか言いようがない。(名前を呼んだら頭を撫でてあげるという夜一さんの調教法は単純故に効果的だろう)
 また、一人で特訓する砕蜂に後ろから近づき、スキンシップ満点の指導→姉妹宣言→砕蜂の膝枕で居眠り→「いつまでもお側でお守りします」という砕蜂の独り言に「ああ、約束じゃぞ」と応える流れには唸る。元々、夜一さんへの忠誠度が高い砕蜂だが、この流れでは完全陥落するのも無理はない。(特に膝枕シーンでは砕蜂が受けキャラで無かったら押し倒していたとしか思えないラブラブっぷり)
 それゆえにか「なぜ、私を連れて行ってくださらなかったのですか……」と泣き崩れる砕蜂というシリアスシーンが恋人同士のほのぼのとした痴話喧嘩にしか見えなかったり。

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『BLEACH』56「超速の戦い!武の女神、決す」

 先週分。夜一さんvs砕蜂編。
 次々と先手を打っていく砕蜂とそれを受けた上でさらに上を行く夜一さん。得意になって解説しまくった挙句、夜一さんに返される砕蜂……なんというか受けキャラが無理して攻めキャラをやることの失敗例というか、受けキャラは所詮受けキャラと実力で再教育する夜一さんのタチっぷり(でも、ネコ)が素敵というか。
 特に、「私が作ったものだ」と新必殺技を披露する砕蜂に、その必殺技と勝負服の由来を詳しく解説しながら同じ技を見せる夜一さんのハイレベルな攻めテクときたら……絵に描いたような攻めキャラ。
 もしかして、全ては「慎ましやかな胸の砕蜂に(グラマーな)自分の勝負服を着せて楽しむ」という高度な恥辱プレイであったのでは? と疑うほど夜一さんペースの展開&砕蜂の貧乳っぷり。
 それにしても、露出部分が多くないと実力を発揮でない必殺技を使う夜一さんは脱げば脱ぐ程強くなるウィザードリィの忍者のような人だ。

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2005年11月12日 (土)

『ラムネ』05「星空と望遠鏡」

 妹vs恋人……とならないのがラムネの芸風。
 今回の話は多少はもつれた方だが、肝心の鈴夏が兄とナナミーの幸せを本気で願っているわけだから当然といえば当然か? ナナミーのきちんとフォローする性格もあるが、ナナミーに兄を「盗られた」と考えない鈴夏の真面目な性格が大きいだろう。予告の妙な仲良しっぷりといい本当にまったり……で、てれりこ、てれりこって何語?

 それはともかく、本当にどこで出現しても赤ジャージなのね、多恵先輩……。

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『新必殺仕置人』11「助人無用」

 正八曰く「仕置人の骨董品」の天狗の蔵三による仕置のサポートを蔭ながら遂行することになった鉄チーム。
 外傷を残さない鉄はともかく、暗殺向きではない主水は後続部隊を分断し叩き斬り、松はサイレンサーを作って仕置(これはかなり使える新装備なのに二度と使われなかった)。
 ある意味、難関突破のパターンなのでなかなかに面白い。
 また、蔵三の仕置は雨戸を開けるの油を流して滑りをよくしたり、廊下を移動する際に反物を敷いて音を消すなど仕事が丁寧だったことも印象に残る。(オチの言葉もまた良い)

 それにしても、今回はいつにも増して食事シーンが多い。ふわふわの卵焼きなどというめざしが普通の中村家には似合わない料理が食卓に上っていたし、待機中に皆で蕎麦を食べているし……いつも皆でおやつを食べていることが多い鉄チームだが、今回は主水も一緒なのでより仲良し感が増している。

 それはともかく、借金を断られた腹いせに松の家の障子に穴を開けたり、正八に借金を断られると商売ものの絵草氏を投げつけたりほとんど子供……山崎氏、ノリノリの演技。

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『新必殺仕置人』10「女房無用」

 今回は相模屋殺しと、相模屋に拐された中村りつ救出作戦を同時進行。
 しかも、相模屋殺しに失敗した仕置人が捕らえられ寅の会未曾有の危機
 ……の割には話自体は平凡。
 印象に残るのは、仕置の際に松が鉄発案の手榴弾が使われたことと、子供達を偵察要員として使って、ターゲットに不信感を持たれずにかつ楽々仕事完遂の正八くらいか?
 逆に、囮として全力疾走した上に、三人も仕置した鉄は働き者。
 相模屋を張り倒したあげく、脇差で反撃しようとしてくる相手に畳を被せて、その上から背骨外しというかなりワイルドな仕置っぷり。また、今回は久々に頚骨折りも見せた。

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『新必殺仕置人』09「悪縁無用」

 複雑かつスリリングだった展開だった前回と打って変わって今回は平凡。
 松が特性五連装竹鉄砲を作ってまで仕置するほど、仕置のターゲットの音吉が悪党に見えないのが一番の問題点か?
 その鉄砲作りに手間取っている間に死神に仕置を催促されるも、完成まで待っていた鉄は何気に良い奴。

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『新必殺仕置人』08「裏切無用」

 必殺シリーズ随一の主水の危機。刀を奪われ利き腕の間接を外され鉄と松にリンチを受ける。
「こいつとは古い馴染みだ。殺るのは俺しかいねえよ」
 と、鉄も本気だったし、おていの仲裁が無ければ確実に殺されていただろう。
 実際、表の稼業での点数を稼ぐために、チームの皆を騙した主水は制裁くらい受けても文句を言えない。何より、その不実を主水は許されるだろうと甘えた考えを持っていたわけだし。(親友の鉄と組んでいることからの油断か? もっとも主水をリンチに掛けられるのも鉄だけなわけだが)
 一方の鉄は主水のセコい考えを予見した素振りを見せつつも、主水を信じて彼の言うとおりに待っていたわけだから、その意味での「裏切り」は行われている。

 ボロボロになりながらも仕置に向かう主水に、「痛かったろう、ごめんよ?」でニッコリ笑いつつ、外した間接を元に戻す様が憎めない。
 その際の「だいたい手前が役所勤めなんかしているから悪いんだ。これを機会にやめろ」という鉄の助言と「そうはいかねえや。俺は手前たちと違って一番安全な所で仕事をしているんだ。俺はヨレヨレになったって奉行所止めねぇぞ」という主水の返答は最終回を知っていると複雑。

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2005年11月10日 (木)

『魔法少女リリカルなのはA's』06「それは小さな希望なの(後編)」

 語られるヴォルケンリッターとはやてとの出会い。
 前作のフェイト。SS02のリニス、アルフ。そして、なのはA'sでの杖ズに引き続き、都築節得意の「健気な人外シチュエーション」が冴え渡り、完全にヴォルケンリッターたちが主役へと躍り出る。
 特に一番はやてに懐いているヴィータが美味しい。疲労困憊で前のめりに倒れつつ「痛くない、こんなのちっとも痛くない」と立ち上がり、「帰ったら、きっとあったかいお風呂とはやてのごはんが待ってんだ。優しいはやてがニコニコ待っててくれるんだ。そうだよ、あたしはスッゲー幸せなんだ。……だから、こんなの全然痛くねー」と再びリンカーコア回収に向かう様ときたら。
 一話で、ヴィータがなのはの攻撃に激怒したのも『はやてにもらった大事な騎士服を破られた』という事情を考えれば納得も行くし、ヴィーダのはやてへの愛情の深さもよくわかる。
 主のために、敢えて主の唯一の『お願い』を破る道を選んだヴォルケンリッターは、前作のフェイト同じく『話しても仕方が無い』状況。自分に可能な唯一にして最期の手段を最大限の努力で遂行するしかないほど追い詰められているわけだから。
 ヴォルケンリッターたちの必死の描写が描かれている反面、なのは陣営はどうにも戦う(関わる)理由が弱く、ヴォルケンリッターたちの邪魔をする敵役にすら見えなくも無い。ヴォルケンリッターたちが、はやてのために必要以上に他人への迷惑をかけないというスタンスを貫いているから尚更、そういう印象が大きい。

 ……まあ、冷静に見れば「はやての百合ハーレム?(わんこ含めず)」な状況なわけだが、リーダーのシグナムを筆頭とするヴォルケンリッターのストイックさと、何より主に尽くすのが美徳である「騎士」と設定しているがゆえに、ハーレムや擬似家族モノ特有の胡散臭さを感じさせないようにしているのが巧い。

 また、騎士服ははやてのデザインという事実が判明したわけだが……ヴィータのゴスファッションははやての趣味なのか? ヴィータの普段着は活動的なものばかりで、おそらくはこちらが彼女自身の趣味。だからこそ、はやてはヴィータに可愛い服を着せたいのかもしれない。
 しかし、食事シーンの握り橋、お風呂シーンでのはやてへの眼差し、ぬいぐるみを買ってもらった時の嬉しそうな顔、そしてボロボロになりながらもはやてのためにリンカーコアの回収に勤しむ姿……ヴィータはこの一話だけで、相当にキャラが立った。
 果たして、はやて、すずかといったメインキャラは彼女に負けない活躍が出来るのだろうか?

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『ARIA』06「その 守りたいものに…」

 水の三大妖精最後の一人、オレンジぷらねっとのアテナ登場。
 アリスは「ドジっ子」とアテナを評しているものの、実際は「おっとりしている」という感じか? アリスに目の前で「ヘタレ」と呼ばれても怒らない器の大きさだし、相手に気づかれない気遣いを自然に与えられるのは品と頭の良さの証拠だろう(単にズレているだけかもしれないが)。いわゆるドジが売りが他人に迷惑をかけて存在価値をアピールするドジっ子とは一味違う。今回のまーくん事件も実質アテナ一人で収拾したことを考えると、むしろたいした人物なのかも?
 ただ、奇行が目立つアリスがアテナと一緒にいると常識人に見えてしまう、という点を考えるとやはり相当に変な人……。まあ、灰汁の強いアリスの師匠としては最適な人材なのだろうが。

 それはそうと、相変わらず猫とは思えない動きをとり続けるアリア社長。ごく普通に前足を「手」として使っているし……。また、寝姿は何気に犬神家の一族だったり。

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2005年11月 9日 (水)

『新必殺仕置人』07「貸借無用」

 今回の標的は、湯女を狙った連続切り裂き殺人鬼……なのだが、その父のヤクザの親分・政五郎と同心・村上の揉み消し工作の方が遥かにえげつなく、この二人への仕置がメインへとシフトしてしまっている。
 このため、寅の会への仕置依頼の筆頭が政五郎となっていることに違和感を覚えにくく、それが予想外のオチへの伏線となっている。仕置人は結果的に仕置人たちはまんまと利用されたわけだが、本来なら仕置料が足りなすぎて仕事にならない仙太姉弟の恨みを晴らせたわけなので結果オーライという所だろう。(ただ、依頼を仲介する寅の会の杜撰な仕事が露呈したわけだが)
 見所は相変わらず多い食事シーン? 鉄と正八が並んで茶漬けを掻き込んでいる様が妙に味わい深い。そこで二両で政五郎の仕置を受けてきたことで(飯をおかわりまでしながら食べつつ)正八を殴る蹴る鉄の無茶苦茶さもさることながら、殴られたことで畳みの上に散らばったごはんを箸で集めて食べようとしている正八も正八。二人共、演技が妙にノリノリで楽しい。
 また、今回は初めておていが体を張って仕置のアシストに参加したのも特筆もの。おていと組んだ松は出番こそ少なかったものの、仕置の際に口笛を吹き、注意を自分に向けてから竹鉄砲を発射……というシーンはなかなか格好良い。また、仕置終了後に耳をしきりにいじり爆音が出たことを表現しているおていの演技もなかなかに細かい。

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『capeta』06「チーム・カペタ!」

 相変わらず当然のように義理と人情を優先させ、自ら苦難の道をひた走る勝平太。その意地と心意気に周りの大人たちは次々に落ちていく。勝平太が天才だとすれば、それはドライビングの才能以上に人たらしの才能だろう。ドライビング自体は個人で行うものの、最終的には裏方も含めての総力戦となるレースではこの他者を感化・奮起させる才能はどれだけプラスに働くだろうか?
 今回、美味しいのは社長。理性的な判断を下そうと務めつつも、最終的にはお父ちゃんの尻を叩く役に回っている。その自然な流れゆえか登場人物は誰も、彼の変化に気づいていないものの、視聴者に最も注目を浴びていたのは社長の動きのはず。
 社長の立ち回りの見事さゆえに、常識的な判断をしているお父ちゃんがヘタレ風味に見えてしまうのでそんな役回り。父親としては少しでも良い環境に息子を置きたいのは当然の親心なのだが。
 自重癖がある勝平太には珍しい我儘であるチーム・カペタ結成をお父ちゃんに促す所は、ただでさえ熱い本作品でも一、二を争う泣き所。
 おそらくは原作が優れているのだろうが、毎回、毎回、良いシーンに仕上げているスタッフもたいしたもの。

 それはそうと、勝平太がエンジンを確認中、お父ちゃんに謎の笑顔は振りまく茂波。お父ちゃんと視聴者へのサービス?(毎回、毎回違う服を着るのもサービスとして機能中)

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2005年11月 8日 (火)

『蟲師』03「柔らかい角」

 一話の陸の孤島。二話の蔵の中と来て、今回は雪に埋もれた村……まるで密室殺人をやってくれと言わんばかりの外界からの隔離された舞台設定は続く。
 今回の主人公、真火親子の描写がどうにも単純な親子愛の描写には留まらずm妙に艶っぽい雰囲気があるのもいつものことか? その真火。散歩時のもこもこに着膨れした格好が妙に可愛い。フジ公式ではギンコに「しぃーっ!」をしているまさにベストショットを紹介写真としている点も心憎い。このスタッフは本当に子供を可愛く描くことは天下一品。
 それと、今回は耳に憑く蟲と言うことで音響が凝っていた。ただ、ああいう演出は反射的にキャプチャーボードのトラブル? という考えが頭を過ぎるのであんまり心臓によくないけれども。

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『D.C.S.S.』19「さくらの言葉」

 今回明確になったアイシア対さくら……。
 どうやらこれが本筋らしいが、だったらなぜ音夢を出す必要があったのだろう?
 音夢がいないのでサポート部隊による水面下の確執→アイシア来島、みんなが幸せでない事に疑問を持つ→さくら帰島→アイシア、さくらに師事を断られる→アイシア独学、暴走→それを止める、さくらという流れにすれば一クールで充分に話を収められたような?
 どうにも音夢はわざわざ非音夢ファンの好感度を下げるために出したとしか思えない。(二年間島から離れていた理由も、帰島の理由も非現実的だし)
 さくらに対して嫉妬心を表面に出さない音夢という描写も、彼女の陰険さの表現に見えて仕方が無いし。「他の連中は無視出来るものの、さくらだけは許せない」とした方がまだ可愛げがあったろうに。

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2005年11月 7日 (月)

FNS地球特捜隊ダイバスター

 黒バラ(中井正広のブラックバラエティ)のタンジェントくんのコーナーをアニメキャラでやったという感じ。
 黒バラほどのブラックさから来るキレは無いものの、間や掛け合い自体は悪くない。アナクロさも味になっていて妙にバランスが良く、その気になればゴールデン進出も可能な企画か?
 三十分番組なのに五つも謎を解決する辺り、結構サービス精神旺盛。
 ちなみに関西テレビでの放送ではヴィダーインゼリーはスポンサーではなかったので、博士のギャグは見事に滑ったり……。

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2005年11月 6日 (日)

『地獄少女』05「高い塔の女」

 地獄少女の地獄送りシステムの欠陥を付いた一作。
 地獄送りの依頼者は地獄行きが決定している。つまり、今後の人生でどれだけ善行を積もうが天国にいける可能性はない。ならば、娑婆にいる間に悦楽の限りを尽くすだけ尽くせば良し。それで誰かに恨まれて地獄送りにされようとも、元より地獄行きが決定しているのだから痛くも痒くもない……ということになる。
 今回の主役の少女は元より万引き犯かつ、ハッカーをしていたほど悪に近く智恵が回り、脅迫者がさらに良い悪の師匠だったことから、この盲点に気づかせたのだろう。
 すっかり悪に目覚めた少女で終わる今回の話は、その殺伐としたラストゆえに大満足。彼女が今後あいと再会し対決でもしてくれたら面白いのだけれどども。

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『地獄少女』04「聞こえぬ叫び声」

 先週分。
 今回の標的は動物病院の院長……なのは良いのだけれど、せっかく子安氏という味のあるはっちゃっけた悪役が出来る人なのにイマイチぱっとしない。
 少女に取っては唯一の家族とはいえ犬を殺した程度で、地獄送りにするほどの復讐に値するか? というと描き方によるだろう。
 例えば『必殺仕業人』で犬を殺された少女の恨みを晴らすため仕業人が殺しをしている。標的の行った悪とは犬殺しと強姦。そして少女の誠意を踏みにじったという程度。何より、少女は依頼をしていない。一人ぼっちの少女の唯一の拠り所であった犬を殺され、その絶望と怒りは周囲の事物全てに向かい、少女を心配して様子を見に来た主水に投げつられた金を、主水が勝手に仕置料とした。これは「相手が悪党だから殺すべき」というよりは「少女が余りに可哀想だからせめて恨みを晴らしてやらないと寝覚めが悪い」というもの。
 話は返って地獄少女の今回の依頼者は、設定をよく見るとたしかに可哀想なのだけれど、実際の画面では少女の孤独感や犬への愛情描写や、何より犬を失った事への怒りがどうにも欠けている。だから、どうしても軽い。これは演技レベルの問題ではなく脚本レベルの問題だろう。
 どちらかというと、今回は院長より違法行為を積極的にしている少女の協力者の病院スタッフの方が問題に見える。間接的に協力するならともかく、どちらかというとスタッフの先導。たしかにこうする方が話は早く進むわけだが、そのおかげで少女が愛犬の死を解明する努力という要素が欠けてしまうことに……。

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2005年11月 5日 (土)

『新必殺仕置人』06「偽善無用」

 何気なく挿入されている鉄の一日が面白い。
 朝→女郎屋から寅の会に出勤。昼→蔭間の給仕でおネェ言葉を繰りながら仲良くお食事。夜→将棋を打ちながら片手間で仕事(按摩)。鉄のおそろしいほどの私生活の充実っぷりは、心のオアシスだったコロを捨てるはめになった主水とは好対照。
 今回面白い所は、標的の佐吉の具体的な悪事を描いていない所。
 普通はおちかの娘が殺されるとかして、偽善のメッキが剥がれるということになるのだろうが、あくまでおちかの執念から佐吉の悪事を浮かび上がらせるという手法。そのためか娘はもちろん、おちかも無事。主水や松の隠れたおちかへの善意が報われるという珍しい展開。
 仕置に関しては、逃げようとする舟の舫い綱を体に巻きつけることで強引に二間の射程範囲に収める松というシーンがユニーク。

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2005年11月 3日 (木)

『新必殺仕置人』05「王手無用」

 エピローグでの河豚鍋を突きながらの分け前の相談。半額に値切られ不平を言う主水に、
「これはねえだろってお前ぇ。障子の間から刀突き出しただけじゃねえか。あんなもの馬鹿でも出来る」
 と、身も蓋も無い切り返しをする鉄。こんな台詞を言えるのは親友たる鉄ならでは。主水の方も反論していないし。
 とはいえ、今回の仕置では実は主水は結構細かく働いている。奉行所の厳重な警護体勢下にいる疋田を誘い出すことに成功したのは警護責任者である主水の功だろう。(もっとも、主水としても疋田を自害に見せることが出来、穏便に解決させることで「表」の仕事も丸く収まったのだけれども)
 理由があるとはいえ、除け者にされた主水は鉄グループでは外様・新顔という立場の弱さもあり、拗ねる様が妙に可愛い。(その主水に怒られ、松の後ろに逃げる鉄の方がさらに可愛いが)ラストでしょんぼり菜っ葉を突いている辺り哀愁漂い過ぎ。肝心の仕置も鉄が言うようにぱっとしないものだから尚更。
 それはそうと、前回・今回とおていはまったく仕置のアシストをしてないように見えるのは気のせいか? 正八の方はきちんとアシストしているのに……。

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『ARIA The ANIMATION』05「その あるはずのない島へ…」

 三大妖精(内、一名行方不明)主宰による後輩の「猛」特訓&バカンス回。
 水着サービス回ということもあり灯里、藍華に比べてアリスのボディラインの幼さが目を引く。水着になることで姫屋はナイスバディかつ男気溢れる性格(に見えて、実は結構乙女で料理上手)、しかも釣り目。ARIAカンパニーはすっきりしたボディラインにポエミーな性格と二組とも似た物師弟であることが目立つ。となると、オレンジぷらねっと師弟は、つつましやかな体躯に電波な性格となるのか?(アリスの師匠のアテナは道に迷って到着出来ず……という時点で濃厚)
 『サービス』ということでは見られているという意識が全くない(知り合いしかいない)ので水着というのに無警戒で「不恰好」な体勢を取り捲っていた藍華が一番か? しかし、藍華が「美味しい所」と言った岸壁……一瞬、アリスが投身自殺でもするのではないか? と思えたほどデンジャラスなものだったり。それと、この岸壁から灯里とアリスの手を繋いでのダイブが百合的には一番のサービスかも?

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2005年11月 2日 (水)

『魔法少女リリカルなのはA's』05「それは小さな希望なの(前編)」

 冒頭の鬱屈としたはやての語り……。
 なのは(+時空管理局)の執拗な妨害によりベルカの連中は残業続き。すずかを入れての一家団欒の鍋パーティすらご破算なり、はやては昔通りの放置プレイに(すずかがいたことで、なんとか孤独を味わずに済んだが)。八神宅に放置されたままのすっかり準備が出来た鍋と、代わる代わるはやてに電話で詫びを入れるベルカの連中が切ない。
 これでは、なのは陣営の方が邪魔者に見えてくる。
 実際、前シリーズでは「フェイトに一目惚れした」という問答無用の理由があったからともかく、今回はたいした理由もなく成り行きで事件に関わり、好戦性を露にしている(あたし、あの子と一対一だから!)から尚更。このシーンで、クロノとユーノが「マジか?」「マジだよ…」と半ば呆れている描写を入れているのが面白い。スタッフは冷静だ。
 また、フェイトやアルフも妙に戦意が高いけれども、なのはが関わらなければフェイトの性格からして自重するだろうし、フェイトが退けばフェイト一筋のアルフも当然退くだろうから、やはりなのはが主因としか思えない。まあ、なのはに喧嘩を売り、さらに売り言葉に買い言葉を続ける単細胞のヴィータと、それを止めることをせず嬉々として好敵手であるフェイトと戦っているシグナムも悪いのだが。
 一方、わんことシャマルはこの二人よりは状況が読めるようだが、打開策が無いのでずるずると……悪循環。

 そして、初登場の仮面の戦士。思いのほか華奢なのは作画があまりよろしくなかったせいなのか、それとも実は正体が石田医師だからか?(少なくとも、現時点でベルカの連中に顔を隠さなくてはいけない理由があるのは石田医師くらいしかいない)

 ところで、レイジングハートの「出来ます、私のマスターなら」。これはなのはへの信頼というより、レイジングハート自信のプライドの高さ(=私のマスターなら出来て当然)を表しているように思えて仕方がない。この台詞から、前作一話でユーノのオートプロテクションすらかけなかった理由がわかってしまったり。

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『新必殺仕置人』04「暴徒無用」

 コロにめざしを与えながら、
「野良犬になってひもじい思いをした方がいいか? それともここで辛抱してめざしを食っているか? どっちか得かよぉく考えろ」
 と、諭す主水。彼の人生観が良く出ているわけだが、辛抱していればどうにかなるという考えはいかにも七十年代というか。(辛抱をしてもめざしを食べていける保証が無いのが現代)

 今回の仕置の標的は霞村の伊右衛門。影沢村を兵糧攻めにし餓死者を出す辺り相当な悪なのだけれども、そうまでして手に入れたかった影沢の女に対する想いは真摯。彼女以外は目に入らなくなったから女房や女を追い出したという言葉通り、伊右衛門の屋敷には女っ気が全くない。(だからこそ、偵察の正八が持ち込んだ黄表紙に手下が群がったのだろうけども)
 一方、全滅覚悟でも六百年の村の掟に従い続ける影沢村の宗兵ヱ。都の高貴な人にだけ女を売る……というのが平家の落人の子孫である影沢のプライドなのだろうが、売られていく女に取ってはそれが果たして幸せかどうかはわからない。むしろ、主水の言うように伊右衛門に撃っていれば万事丸く収まっていたとしか思えない辺りが今回のミソか?

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『D.C.S.S.』18「桜色の蜃気楼」

 さくら、帰島。朝倉兄妹との対面がほとんどムショ帰りの犯罪者のノリのような……。
 それにしても、前作で文字通り総力戦を展開した最大最強の仇敵さくらを前にしても情けをかける音夢の余裕。これでは、不戦敗を決め込んだことりなど眼中に無いのも無理はない。
 どうにも製作者側は音夢を「さくらを許し、和解を申し込んだ器量の大きなヒロイン」としてプラス印象を持たせるように描いているのか「余裕かましまくりですよ、この人」とマイナス印象を持たせるように描いているのかはっきりしない。前者だとすれば、今まで余りにも音夢の無意識の嫌らしさを描き過ぎだし、後者だとしたらかなりえげつない。
 一方、さくらという魔法使いの師匠に相応しい人物を得て、策動を始めるアイシア……というのもここまで音夢が女帝として君臨していると、どうせ何も出来ないだろう(したとしても、さくらという安全装置が機能する)と思えてしまう。
 せめて、さくら側が和解を求めても、音夢は形だけ応えてどこかよそよそしい(=警戒している)、というくらいならば「キーパーソンとしてのさくら」を少しは期待出来たのだけれど、今の描き方だと、サポーター部隊より一ランクだけ格上だが、音夢の敵にはならずとしか思えない。
 それはともかく、すっかりエキストラに戻ってしまったことりに哀愁が漂う。(ラジオも降板したし)

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『ラムネ』04「自治会長とごほうび」

 自治会長こと赤ジャージの多恵先輩がメインの回。ラムネとは思えない程の作画の良さ(OPよりも良い?)と、珍しくサブタイトル通りの話。今回の話を要約すると「自治会長」と「ごほうび」になるくらい、副題に偽りなし。(逆に二話ではななみすぺしゃるがアイキャッチでしか出ていなかった)。
 多恵先輩はいわゆる天然のお姉ちゃんキャラではなく、生真面目な性格から頑張ってお姉ちゃん役を務めているという感じか? 常に甘えられる側を期待され、それを十二分にこなしているからこそ、彼女の本質が甘える側にあることに気づいてもらえなかった……と、なかなかに深いキャラ。
 七海という核弾頭のような強烈なキャラに頼らずとも、こういう地味なキャラで戦線維持を出来るのはたいしたもの。もっとも、聞けば聞くほど脳が溶けそうになるぽんこつ節の出番が少なかったのは残念ではあるが。
 それはそうと、予告での問答の「家でジャージ」は特におかしいことは無いと思うのだけれど……。

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2005年11月 1日 (火)

『capeta』05「ライバル!」

 勝平太に喜んでもらえばそれで良いという気持ちだったお父ちゃんと、お父ちゃんたちが自分のために作ってくれたカートで、しかも倒れてしまう程必死に頑張ったのにも関わらず「一台も抜けなかった」ということを悔しがる勝平太との間に微妙な価値感の差が。
 お父ちゃんとしては息子の才能が高く評価されるのは嬉しかろうが、怪我されるほど熱中されるのは痛し痒しだろう。
 また、勝平太を息子の当て馬にする計画らしい源母……まあ、どんな意図があろうが勝平太には損が無いので美味しい話ではあるが、問題は源母に敵意剥き出しの茂波の存在か?
 それはそうと、結局信はカートに乗ったのだろか? 彼は勝平太のカートが欠陥品であることを知っているし、皆に絶賛された勝平太の後に乗るのは心苦しいだろうし。

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『新必殺仕置人』03「現金無用」

 早くも寅の会に裏切り者が。そして、その裏切りの汚名を着せられた鉄……という状況から、鉄チームの友情の厚さが描かれる。
 死神の監視下で、自ら裏切り者の骨外しを受けることにより鉄の嫌疑を晴らす松。
 心配した鉄に「お前に昔、右をやられて今度は左だ。釣りあいが取れていいや」と嘯く姿がいい奴。
 一方、重傷を負いつつ仕置きに出て、失敗した松を間一髪のタイミングで救う主水。死神の監視下だからと外されながらも現場で待機している辺り、他のシリーズのドライな主水とは大違い。(仕業人では同じような状況で殺しから外した剣之介に金を渡さなかったか主水チームと、たとえビタ銭ばかりでもきちんと人数分分ける鉄チームとの差も出ている)
 ラストで自分のために骨を折ってくれた二人に鉄が「すまなかったな、俺のために」と言う様もどこか嬉しそう。(冒頭で、競りに負けて二人に責められていた分尚更か?)もっとも、鉄のための囮捜査でちゃっかり役得を得ている辺り、主水らしいというか。

 今回の頼み人は、主題歌の中の人。年端の行かぬ少女でも殺してしまうのがさすがは七十年代。ただ、寅の会システムでは頼み人が死ぬと仕置は打ち切りなので、建前上は鉄が頼み人となっているのだろう。
 また、鉄の相場破りの競り落し(一両)も今回から始まる。

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