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2005年11月 5日 (土)

『新必殺仕置人』06「偽善無用」

 何気なく挿入されている鉄の一日が面白い。
 朝→女郎屋から寅の会に出勤。昼→蔭間の給仕でおネェ言葉を繰りながら仲良くお食事。夜→将棋を打ちながら片手間で仕事(按摩)。鉄のおそろしいほどの私生活の充実っぷりは、心のオアシスだったコロを捨てるはめになった主水とは好対照。
 今回面白い所は、標的の佐吉の具体的な悪事を描いていない所。
 普通はおちかの娘が殺されるとかして、偽善のメッキが剥がれるということになるのだろうが、あくまでおちかの執念から佐吉の悪事を浮かび上がらせるという手法。そのためか娘はもちろん、おちかも無事。主水や松の隠れたおちかへの善意が報われるという珍しい展開。
 仕置に関しては、逃げようとする舟の舫い綱を体に巻きつけることで強引に二間の射程範囲に収める松というシーンがユニーク。

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2005年11月 3日 (木)

『新必殺仕置人』05「王手無用」

 エピローグでの河豚鍋を突きながらの分け前の相談。半額に値切られ不平を言う主水に、
「これはねえだろってお前ぇ。障子の間から刀突き出しただけじゃねえか。あんなもの馬鹿でも出来る」
 と、身も蓋も無い切り返しをする鉄。こんな台詞を言えるのは親友たる鉄ならでは。主水の方も反論していないし。
 とはいえ、今回の仕置では実は主水は結構細かく働いている。奉行所の厳重な警護体勢下にいる疋田を誘い出すことに成功したのは警護責任者である主水の功だろう。(もっとも、主水としても疋田を自害に見せることが出来、穏便に解決させることで「表」の仕事も丸く収まったのだけれども)
 理由があるとはいえ、除け者にされた主水は鉄グループでは外様・新顔という立場の弱さもあり、拗ねる様が妙に可愛い。(その主水に怒られ、松の後ろに逃げる鉄の方がさらに可愛いが)ラストでしょんぼり菜っ葉を突いている辺り哀愁漂い過ぎ。肝心の仕置も鉄が言うようにぱっとしないものだから尚更。
 それはそうと、前回・今回とおていはまったく仕置のアシストをしてないように見えるのは気のせいか? 正八の方はきちんとアシストしているのに……。

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『ARIA The ANIMATION』05「その あるはずのない島へ…」

 三大妖精(内、一名行方不明)主宰による後輩の「猛」特訓&バカンス回。
 水着サービス回ということもあり灯里、藍華に比べてアリスのボディラインの幼さが目を引く。水着になることで姫屋はナイスバディかつ男気溢れる性格(に見えて、実は結構乙女で料理上手)、しかも釣り目。ARIAカンパニーはすっきりしたボディラインにポエミーな性格と二組とも似た物師弟であることが目立つ。となると、オレンジぷらねっと師弟は、つつましやかな体躯に電波な性格となるのか?(アリスの師匠のアテナは道に迷って到着出来ず……という時点で濃厚)
 『サービス』ということでは見られているという意識が全くない(知り合いしかいない)ので水着というのに無警戒で「不恰好」な体勢を取り捲っていた藍華が一番か? しかし、藍華が「美味しい所」と言った岸壁……一瞬、アリスが投身自殺でもするのではないか? と思えたほどデンジャラスなものだったり。それと、この岸壁から灯里とアリスの手を繋いでのダイブが百合的には一番のサービスかも?

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2005年11月 2日 (水)

『魔法少女リリカルなのはA's』05「それは小さな希望なの(前編)」

 冒頭の鬱屈としたはやての語り……。
 なのは(+時空管理局)の執拗な妨害によりベルカの連中は残業続き。すずかを入れての一家団欒の鍋パーティすらご破算なり、はやては昔通りの放置プレイに(すずかがいたことで、なんとか孤独を味わずに済んだが)。八神宅に放置されたままのすっかり準備が出来た鍋と、代わる代わるはやてに電話で詫びを入れるベルカの連中が切ない。
 これでは、なのは陣営の方が邪魔者に見えてくる。
 実際、前シリーズでは「フェイトに一目惚れした」という問答無用の理由があったからともかく、今回はたいした理由もなく成り行きで事件に関わり、好戦性を露にしている(あたし、あの子と一対一だから!)から尚更。このシーンで、クロノとユーノが「マジか?」「マジだよ…」と半ば呆れている描写を入れているのが面白い。スタッフは冷静だ。
 また、フェイトやアルフも妙に戦意が高いけれども、なのはが関わらなければフェイトの性格からして自重するだろうし、フェイトが退けばフェイト一筋のアルフも当然退くだろうから、やはりなのはが主因としか思えない。まあ、なのはに喧嘩を売り、さらに売り言葉に買い言葉を続ける単細胞のヴィータと、それを止めることをせず嬉々として好敵手であるフェイトと戦っているシグナムも悪いのだが。
 一方、わんことシャマルはこの二人よりは状況が読めるようだが、打開策が無いのでずるずると……悪循環。

 そして、初登場の仮面の戦士。思いのほか華奢なのは作画があまりよろしくなかったせいなのか、それとも実は正体が石田医師だからか?(少なくとも、現時点でベルカの連中に顔を隠さなくてはいけない理由があるのは石田医師くらいしかいない)

 ところで、レイジングハートの「出来ます、私のマスターなら」。これはなのはへの信頼というより、レイジングハート自信のプライドの高さ(=私のマスターなら出来て当然)を表しているように思えて仕方がない。この台詞から、前作一話でユーノのオートプロテクションすらかけなかった理由がわかってしまったり。

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『新必殺仕置人』04「暴徒無用」

 コロにめざしを与えながら、
「野良犬になってひもじい思いをした方がいいか? それともここで辛抱してめざしを食っているか? どっちか得かよぉく考えろ」
 と、諭す主水。彼の人生観が良く出ているわけだが、辛抱していればどうにかなるという考えはいかにも七十年代というか。(辛抱をしてもめざしを食べていける保証が無いのが現代)

 今回の仕置の標的は霞村の伊右衛門。影沢村を兵糧攻めにし餓死者を出す辺り相当な悪なのだけれども、そうまでして手に入れたかった影沢の女に対する想いは真摯。彼女以外は目に入らなくなったから女房や女を追い出したという言葉通り、伊右衛門の屋敷には女っ気が全くない。(だからこそ、偵察の正八が持ち込んだ黄表紙に手下が群がったのだろうけども)
 一方、全滅覚悟でも六百年の村の掟に従い続ける影沢村の宗兵ヱ。都の高貴な人にだけ女を売る……というのが平家の落人の子孫である影沢のプライドなのだろうが、売られていく女に取ってはそれが果たして幸せかどうかはわからない。むしろ、主水の言うように伊右衛門に撃っていれば万事丸く収まっていたとしか思えない辺りが今回のミソか?

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『D.C.S.S.』18「桜色の蜃気楼」

 さくら、帰島。朝倉兄妹との対面がほとんどムショ帰りの犯罪者のノリのような……。
 それにしても、前作で文字通り総力戦を展開した最大最強の仇敵さくらを前にしても情けをかける音夢の余裕。これでは、不戦敗を決め込んだことりなど眼中に無いのも無理はない。
 どうにも製作者側は音夢を「さくらを許し、和解を申し込んだ器量の大きなヒロイン」としてプラス印象を持たせるように描いているのか「余裕かましまくりですよ、この人」とマイナス印象を持たせるように描いているのかはっきりしない。前者だとすれば、今まで余りにも音夢の無意識の嫌らしさを描き過ぎだし、後者だとしたらかなりえげつない。
 一方、さくらという魔法使いの師匠に相応しい人物を得て、策動を始めるアイシア……というのもここまで音夢が女帝として君臨していると、どうせ何も出来ないだろう(したとしても、さくらという安全装置が機能する)と思えてしまう。
 せめて、さくら側が和解を求めても、音夢は形だけ応えてどこかよそよそしい(=警戒している)、というくらいならば「キーパーソンとしてのさくら」を少しは期待出来たのだけれど、今の描き方だと、サポーター部隊より一ランクだけ格上だが、音夢の敵にはならずとしか思えない。
 それはともかく、すっかりエキストラに戻ってしまったことりに哀愁が漂う。(ラジオも降板したし)

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『ラムネ』04「自治会長とごほうび」

 自治会長こと赤ジャージの多恵先輩がメインの回。ラムネとは思えない程の作画の良さ(OPよりも良い?)と、珍しくサブタイトル通りの話。今回の話を要約すると「自治会長」と「ごほうび」になるくらい、副題に偽りなし。(逆に二話ではななみすぺしゃるがアイキャッチでしか出ていなかった)。
 多恵先輩はいわゆる天然のお姉ちゃんキャラではなく、生真面目な性格から頑張ってお姉ちゃん役を務めているという感じか? 常に甘えられる側を期待され、それを十二分にこなしているからこそ、彼女の本質が甘える側にあることに気づいてもらえなかった……と、なかなかに深いキャラ。
 七海という核弾頭のような強烈なキャラに頼らずとも、こういう地味なキャラで戦線維持を出来るのはたいしたもの。もっとも、聞けば聞くほど脳が溶けそうになるぽんこつ節の出番が少なかったのは残念ではあるが。
 それはそうと、予告での問答の「家でジャージ」は特におかしいことは無いと思うのだけれど……。

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2005年11月 1日 (火)

『capeta』05「ライバル!」

 勝平太に喜んでもらえばそれで良いという気持ちだったお父ちゃんと、お父ちゃんたちが自分のために作ってくれたカートで、しかも倒れてしまう程必死に頑張ったのにも関わらず「一台も抜けなかった」ということを悔しがる勝平太との間に微妙な価値感の差が。
 お父ちゃんとしては息子の才能が高く評価されるのは嬉しかろうが、怪我されるほど熱中されるのは痛し痒しだろう。
 また、勝平太を息子の当て馬にする計画らしい源母……まあ、どんな意図があろうが勝平太には損が無いので美味しい話ではあるが、問題は源母に敵意剥き出しの茂波の存在か?
 それはそうと、結局信はカートに乗ったのだろか? 彼は勝平太のカートが欠陥品であることを知っているし、皆に絶賛された勝平太の後に乗るのは心苦しいだろうし。

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『新必殺仕置人』03「現金無用」

 早くも寅の会に裏切り者が。そして、その裏切りの汚名を着せられた鉄……という状況から、鉄チームの友情の厚さが描かれる。
 死神の監視下で、自ら裏切り者の骨外しを受けることにより鉄の嫌疑を晴らす松。
 心配した鉄に「お前に昔、右をやられて今度は左だ。釣りあいが取れていいや」と嘯く姿がいい奴。
 一方、重傷を負いつつ仕置きに出て、失敗した松を間一髪のタイミングで救う主水。死神の監視下だからと外されながらも現場で待機している辺り、他のシリーズのドライな主水とは大違い。(仕業人では同じような状況で殺しから外した剣之介に金を渡さなかったか主水チームと、たとえビタ銭ばかりでもきちんと人数分分ける鉄チームとの差も出ている)
 ラストで自分のために骨を折ってくれた二人に鉄が「すまなかったな、俺のために」と言う様もどこか嬉しそう。(冒頭で、競りに負けて二人に責められていた分尚更か?)もっとも、鉄のための囮捜査でちゃっかり役得を得ている辺り、主水らしいというか。

 今回の頼み人は、主題歌の中の人。年端の行かぬ少女でも殺してしまうのがさすがは七十年代。ただ、寅の会システムでは頼み人が死ぬと仕置は打ち切りなので、建前上は鉄が頼み人となっているのだろう。
 また、鉄の相場破りの競り落し(一両)も今回から始まる。

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2005年10月31日 (月)

『新必殺仕置人』02「情愛無用」

 新顔の巳代松の紹介話。
 冒頭の見ず知らずの少女や兄・道玄への対応から「いい人」っぷりを発揮(でも、闇の仕置人)。
 その松の態度を文句を言いつつも結果として肯定している鉄。前作でも熱血漢の錠と組んでいたことからして、スレた鉄自身とは違うストレートな善人が好きな模様。(今回の副題である「情愛」という点では、不器用に松を庇い続ける鉄の方が情け深いように見える)
 また、文字通り一撃必殺の松の短筒からの唯一の生還者であることも鉄の口から紹介された。(弾を受けつつも松の肋骨を砕いた鉄はやはり怪人)

 片や、今回は文句言いまくりの主水。他のシリーズはまとめ役として文句を聞く側なのだが、新仕置人ではリーダーは鉄で主水はあくまで外様の仲間に過ぎないことで立場が逆転。仲間同士の意見の違いに悩む役は鉄へと回される。
 その主水の本作初の仕置は道元配下の用心棒四人を文字通り「叩き斬る」。
 寅の会の仕置人三人がまるで敵わなかった相手に悠々と立ち向かいあっさり斬り伏せる主水は文句無しの格好良さ。ただ、雪原で仔犬のコロと戯れる主水というエピローグは意味不明。松が主役の話なのだから、無言で兄を仕置し、兄に盲目にされた少女を担いで帰っていく松、という哀愁漂うシーンで終わるのが綺麗だと思うのだけれど。(まあ、たしかにコロは可愛いが)

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『蟲師』02「瞼の光」

 家族に半ば捨てられ、疎まれるように蔵の中で生きる盲目の少女……というシチュエーションだけで妙な色香を感じてしまう。そして、その妖しい雰囲気を引き立てる演出と作画も健在。(義眼を嵌めこんな後のスイの表情がなんとも色気がある)

 今回印象に残ったのはラストで見せるスイの晴れやかな笑顔。これが空洞の眼窩から溢れ出る蟲、という異形を提示した上でも、なお、きちんと美少女として印象付けることに成功しているのだから、たいしたもの。
 一方、ストーリーは相変わらず、わかったようでわからないのだけれど独特の雰囲気だけで押し切るだけの力があるので、これはこれで良しとすべきだろう。

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